清水建設は、押し切り・引き切りの双方に応じられるワイヤソー切断装置「基礎躯体クールカット」を用いて解体部材をブロック状に切り出し、クレーンで揚重・搬出するブロック切断解体工法「シミズ・基礎躯体クールカット工法」を開発した。新工法では部材を破砕しないため、粉じん、騒音、振動の発生を最小限に抑制する。また、清水建設は、アタッチメント式のワイヤソー切断装置「クールカット」を用いて、地上躯体向けのブロック切断解体工法「シミズ・クールカット工法」も開発・実用化しており、今後は、基礎躯体・地上躯体の解体工事に環境負荷の少ないクールカット工法を適用し、周辺環境に与える影響を抑えた解体施工を進めていく。