JFMA調査研究部会の研究成果が分かる、「FM秋の夜学校」に参加してみよう:JFMA調査研究部会のFM探訪記(3)(1/2 ページ)
本連載では、日本ファシリティマネジメント協会(JFMA) 専務理事 成田一郎氏が「JFMA調査研究部会のFM探訪記」と題し、JFMA傘下で、マネジメントや施設事例、BIM×FMなどの固有技術をテーマにした合計18の研究部会から成る「調査研究部会」での研究内容を順に紹介していく。第3回では、各研究部会の成果をアウトプットする機会として、JFMA研究部会公開セミナー「FM秋の夜学校」と、機関誌のJFMA JOURNAL別冊「調査研究部会特集号」を紹介する。
◆活発なFMの調査研究部会活動
日本ファシリティマネジメント協会(JFMA)には、18の調査研究部会があり、その概要は第1回でも紹介しましたが、実に活発に活動しています。時々、どうしてこのように活発に活動しているのかと理由を問われます。モチベーションのもとは何かと問われることもあります。それは、「面白さ」であり「楽しさ」ではないでしょうか。部会の方々には、自由闊達の精神で部会活動をお願いしています。会員であればどの部会にも自由に参加でき、参加するかどうかはまだ分からないがちょっと覗(のぞ)いてみようという方には、お試し参加もあり、堅苦しい雰囲気はありません。
過去にある部会員の方が、「会社より楽しい」と言っていたことが印象的でした。自分が興味のあることを多くの仲間たちと一緒に議論できるのは楽しいことです。知的好奇心が満たされるだけでなく、多様な人たちと出会えることで、自ら刺激され、新たな発見やイノベーティブな発想が沸いてきます。そうした場を私たちは提供しているだけに過ぎません。
また、18研究部会長が集まる調査研究委員会を、年に4回ほど開催しています。そこでの意見交換も、大きな刺激になっているかもしれません。ファシリティマネジメント(FM)のミッションは、FMを通して人々、組織、社会(地球)を幸せにすることにあるので、それらに貢献しているという満足感もあるかもしれません。
部会活動の成果は、毎年2月開催の「日本ファシリティマネジメント大会(ファシリティマネジメントフォーラム)」と、9〜12月にかけて毎週催しているJFMA研究部会公開セミナー「FM秋の夜学校」で発表しています。
そして機関誌のJFMA JOURNAL(ジャフマジャーナル)の別冊で調査研究部会特集号「R(Research)シリーズ」として2年ごとに、活動内容をまとめてもらっています。今回は、JFMA研究部会公開セミナー「FM秋の夜学校」と、2021年9月に発行した「JFMA JOURNAL R5 調査研究部会特集号2021(R5)」について紹介しましょう。
◆「FM秋の夜学校 2021」
FM秋の夜学校は、以前は毎週水曜日の夕刻にリアルで、2020年はライブで開催していました。しかし、コロナ禍の影響もあり、2021年からは1週間単位でのWebオンデマンド配信の形式を採っています。全18の調査研究部会のうち、関連のある2部会ずつペアで毎週発表しています。
2021年の秋の夜学校は、テーマを「サステナブル時代のFM―初級講座」と題し、2021年9月29日よりウィクリーセミナーの一環として開催しています。ぜひ、秋の夜長を楽しんでください。
9〜11月は毎週各部会の発表が続き、12月の2回は座談会でライブ配信の予定です。セミナー概要、申込み方法、費用などは、公式Webサイトをご参照ください。
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