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調査リポート

建設会社に業務のデジタル化を調査、48%は「IT人材の不足」が課題に産業動向(1/2 ページ)

インフォマートは、年商が5〜100億円で従業員数が20人以上の国内建設会社に所属するマネジャー(課長)と部長クラスの391人を対象に、「建設業における業務のデジタル化」に関して調査した。リサーチの結果、「業務のデジタル化の弊害になりうる課題を教えて欲しい」と業務のデジタル化に取り組む対象者に聞いたところ、全体の48.7%が「IT人材の不足」と答え、IT人材を十分に雇用できていないことが分かった。

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 インフォマートは、年商が5〜100億円で従業員数が20人以上の国内建設会社に所属するマネジャー(課長)と部長クラスの391人を対象に、インターネット上で、「建設業における業務のデジタル化」に関する調査を2021年8月18〜25日に行い、リサーチの結果を2021年9月15日に発表した。

業務のデジタル化に取り組んでいる会社は全体の68.3%

 調査結果によれば、「現在、会社として“業務のデジタル化”に取り組んでいるか」と対象者に質問したところ、「取り組んでいる」と答えた人は全体の68.3%で過半数となった。次に、「取り組んでいない」は22%で、「分からない」は9.7%。


「現在、会社として“業務のデジタル化”に取り組んでいるか」への回答 出典:インフォマートプレスリリース

 「デジタル化に取り組んでいる」と回答した対象者に、「取引先との受発注業務において、発注書の作成方法で最も多い方法を教えて欲しい」と聞いたところ、「ExcelもしくはWord」と返答した人は全体の71.9%で半数を超えた。次いで、「システム」は18%、「発注書は作成しない」は5.6%、「手書き」は4.1%、「その他」は0.4%だった。


「取引先との受発注業務において、発注書の作成方法で最も多い方法を教えて欲しい」への回答 出典:インフォマートプレスリリース

 さらに、「取引先への発注はどのように送っているか。最も多い方法を1つ教えて欲しい」と尋ねたところ、「メール」と答えた人は全体の49.4%で最多だった。次いで、「FAX」は11.2%、「口頭や対面」は10.5%、「システム」は9.4%、「TEL」は7.9%となった。


「取引先への発注はどのように送っているか。最も多い方法を1つ教えて欲しい」への回答 出典:インフォマートプレスリリース

 加えて、「今後、デジタル化していきたい業務を教えて欲しい」と質問したところ、「契約書の締結」あるいは「社内申請・稟議」と答えた人は全体の28.2%で最も多かった。次いで、「文書保管(図面や発注書・請求書など)」は22.6%、「受発注業務(見積もり、発注、出来高作業)」は18.8%、「予算表の作成(実行予算など)」は13.5%、「勤怠」は13.2%の順。


「今後、デジタル化していきたい業務を教えて欲しい」への回答 出典:インフォマートプレスリリース

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