東京建物は、2019年5月にZETA通信を利用したビル間の無線通信の実証実験を行った。実証実験では、ZETA通信でデータ損失の無い完全なデータ伝送が行われ、スマートビルディングの実現でZETA通信の有用性が高いことを確認。その後、ビルマネジメントにおけるZETA通信の活用について検討を進め、ZETAセンサーによる設備の遠隔監視と点検作業のデジタル化の機能を備える「Dynamic Building Matrix」の試験導入に至った。
日立製作所は、オフィスで働く人がビル内の会議室やレストランの施設予約や各種情報の入手、就業者間のコミュニティー活動、非接触での入退室などをスマホアプリで一元的に行えるサービスプラットフォームを開発した。既に日立グループ内でのPoC(Proof of Concept:概念実証)を開始しており、日立のIoTプラットフォーム「Lumada」のビル分野での新ソリューションとして提供開始に向けた準備を進めている。