建設業界特化、作業所向けサービス「Con-Bridge」提供開始
SBテクノロジーは、建設作業所向けサービス「Con-Bridge」を開発し、2020年1月20日より提供開始。ID統合管理を軸に、建設現場における正確で効率的な人の管理を実現する。
SBテクノロジーは2020年1月20日、建設作業所向けサービス「Con-Bridge(コンブリッジ)」を提供開始した。Con-Bridgeは、SBテクノロジー独自の認証基盤を活用したID統合管理を軸に、現場ニーズに対応した機能を実装することで、建設作業所における課題解決を支援する。
今回は実装機能の第1弾として、安全なクラウド型ファイル共有機能を提供する。ID統合管理により、多くの関係者が出入りする建設作業所にて、情報をあつかう人の正確で効率的なID管理を可能とし、さらにクラウド型ファイル共有機能により柔軟な働き方にも対応することで、管理工数の削減、セキュリティレベルの向上、現場業務の効率化を実現する。同サービスは、マイクロソフトの認証基盤AzureADや、クラウドストレージのBoxといったアプリケーションの認証との連携も可能だ。
建設業界では、国土交通省が建設DXによる業務効率化を推進する方針を打ち出すなど、DXの動きが活発化している。建設作業所においては、ニューノーマル時代への対応として、対面型会議をオンラインの非対面型にし、作業所以外の場所にいても業務を行えるようにするなど、ITツールを活用した新しい働き方へのシフトが進んでいる。
今後、同社は、建設業向け就業データ管理システムや建設系SaaSなど外部サービスとの連携も視野に入れ、Con-Bridgeの機能拡充により、建設作業所におけるICT活用を促進し、さらなる業務効率化に取り組んでいくという。
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