ブースでは、諸岡が開発を進める自動運転フォワーダのプロトタイプ2号機も展示した。
最大積載量5.5トンの市販キャリア「MST-1000VDL」をベースに自動運転システムを搭載。車体には衛星測位用のGNSSアンテナや周辺環境を認識する3D LiDAR、車両の走行データを把握するためのホイールエンコーダーなど複数のセンサーを設置し、取得したデータは制御用PCで統合して走行を制御する。
自動運転システムには、地図作成と位置推定を同時に行う「SLAM技術」を採用している。まずオペレーターが有人で操縦して3D地図と走行ルートを生成。自動運転モードで生成データをトレースして自動走行する。安全機能として、車両前後に搭載したLiDARが障害物を検知した場合や路面が走行不能と判断した際に自動で停止する仕組みとした。
さらに、複数台が連携する「マルチオペレーションシステム」も開発中だ。LiDARによるセンシング情報を共有しながら複数台を走らせて運搬量を増やし、生産性と作業時の安全性を確保する。
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