大和ハウス工業は、グループ全体でのDX施策をまとめた「大和ハウスグループDXアニュアルレポート2025」を公開した。特集では、大阪・関西万博のプロジェクトを複数採り上げ、BIMをはじめとする建設DXの実践例を紹介している。
大和ハウス工業は、グループ全体のDX施策をまとめた「大和ハウスグループDXアニュアルレポート2025」を2025年10月30日に公開した。
守りのDXと攻めのDXをつなぐ「建設プラットフォーム」をはじめ、BIMの高度化活用、バックオフィスのデジタル化による業務効率化、スタートアップなどとの共創によるオープンイノベーション、大阪・関西万博のプロジェクトなど、DX施策の全体像を体系的に紹介している。
大和ハウス工業は、DXの進捗を外部に伝えることを目的に、2021年から毎年レポートを発行している。2025年版では、トップメッセージを通じて、グループでのDX推進の重要性を明示した。
実務面のDXでは、建設プラットフォームによる攻めと守りのDXの両立をはじめ、顧客とのつながり強化、BIM情報の高度な利活用による「ものづくり改革」、維持管理フェーズまでの一気通貫のデジタル連携による「建物管理の高度化」などから成る「バリューチェーンのデジタル化」を掲げる。さらに、働き方改革や情報セキュリティ強化などを含む「バックオフィスのデジタル化」にも焦点を当てている。
また、さまざまな企業や団体との共創による「オープンイノベーション」では、スタートアップとの共創型プロジェクトやDX人財育成、社内起業制度、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)といった外部連携強化の方向性を示している。
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