人と重機の配置をクラウドで一元管理、現場リソース最適化 刷新版をCSPIで披露第7回 国際 建設・測量展(1/2 ページ)

現場サポートはCSPI-EXPO2025で、クラウド型リソース管理サービス「現場クラウドArune」のリニューアル版を公開した。ホワイトボードにマグネットを貼る感覚で配置計画を作成し、重機と人員のリソースを一元管理。関係者間でリアルタイムに共有できる。

» 2025年06月23日 11時03分 公開
[黒岩裕子BUILT]

 現場サポートは「第7回 国際建設・測量展(CSPI-EXPO2025)」(会期:2025年6月18〜21日、幕張メッセ)で、クラウド型現場リソース管理サービス「現場クラウドArune(アルネ)」を披露した。リリースは2025年6月30日を予定する。

会場ではリニューアル版のデモを実施 会場ではリニューアル版のデモを実施。画面は配置予定機能 筆者撮影

 新Aruneは、従来提供していたセンサーを使用した重機/機材管理機能に加え、人員配置計画機能を追加。人と重機の配置管理を一元的に可視化し、現場リソースの最適化を図るシステムへと進化させた。

 開発背景について担当者は、「これまでは重機/機材の管理システムとして提供していたが、現場の声を聞くと、その前段階にあたるリソースの配置計画に需要があることが分かった。そこで今回、現場同士の段取り調整を効率化する機能を強化してリニューアルした」と話す。

ホワイトボードにマグネットを貼るような直感的な操作感

 主な機能は「配置計画」「配置予定」「点検簿」「位置情報取得」の4つ。

 配置計画は、ホワイトボードにマグネットを貼るような直感的な操作感を重視し、ドラッグ&ドロップで人や重機の配置計画を作成。作成した計画を基にクラウド上でリアルタイムに人やモノの動きを反映し、常に本社や協力会社間で刻々と変化する現場状況を把握できる。

配置計画画面 出典:現場サポートプレスリリース
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