他にもブレーカーのノミ(刃先)を再生する機器、トラックローラーの交換を容易にするジグ(通称:シーソー)、溶接ロボットなども導入。長尾氏は「今まで外注していた作業を内製化することで、原価低減と専門技術の向上につながる」と説明した。
ちくまテクノパークでは、BCP(事業継続計画)対応にも気を配っている。その代表例が、敷地内に作られたヘリポートで、全長17メートルの大型のドクターヘリや災害救助ヘリが着陸できる。
また、ちくまテクノパークでは、停電時の備えとして敷地内5カ所に分電盤を配し、軽油備蓄基地(2万リットル)も完備。長期の停電でも、工場稼働を止めずに済む。
お披露目会の締めくくりには、地域と連携した環境保全活動の一環で地元の更級農業高校の生徒や「オオルリシジミ保存会」のメンバーが参加し、クララの記念植栽を行った。クララは千曲市の市蝶で、絶滅危惧種に指定されている「オオルリシジミ」の幼虫が唯一餌とする植物だ。
小沼氏は、過去に京都の平安神宮で行った環境保全プロジェクトに触れ、「新しい工場の敷地で絶滅危惧種を守る活動に協力できることは、大変ありがたいチャンスだ」と述べた。更級農業高校の校長も「工場という場所で生き物との共生が感じられることは、これからの社会で意義のあること」と歓迎した。
参加した生徒たちは、保存会の指導のもと、1株ずつ丁寧にクララの苗を工場敷地内の斜面に植樹した。景観整備に留まらず、地域の生態系維持に直接貢献する活動でもある。
アクティオは、千曲市との間で災害時の物資供給に関する協定を結んでいるだけでなく、環境保全活動を通じても地域社会との絆を深めていく構えだ。
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