主要上場ゼネコン業績まとめ【2026年3月期】電子ブックレット(BUILT)

主要上場ゼネコン23社の2026年3月期(2025年4月〜2026年3月)の業績をまとめた。

» 2026年05月29日 09時30分 公開
[黒岩裕子BUILT]

 主要建設会社の2026年3月期決算(通期)が出そろった。資材価格の高騰や労務費増加などコスト負担が続く中、価格転嫁や手持ち工事の採算改善が進み、営業利益や純利益が前期比で大幅なプラスとなる企業が相次いだ。

 鹿島建設は、5期連続の増収増益を達成。国内の土木/建築事業がともに堅調に推移し、売上高は前期比5.3%増の3兆672億7500万円と国内建設会社として初めて3兆円を超えた。利益面では大型工事の進捗が寄与し、営業利益が同58.5%増の2407億8000万円、純利益は同40.9%増の1773億3400万円を確保した。

 大林組は、国内建築事業で前期の大型案件進捗の反動があった一方、海外建築事業や国内外土木事業で工事が順調に進捗し、売上高は前期比0.2%減とほぼ横ばいの2兆5862億5800万円だった。国内建築事業での追加/変更工事の獲得や採算性の良い案件の比率が上昇し、営業利益は同36.6%増の1946億7800万円、純利益は同19.5%増の1737億5900万円となった。

 大成建設の売上高は前期比3.0%減の2兆890億9100万円。建築/土木事業の利益率改善で、営業利益は営業利益は同56.4%の増1879億7300万円、純利益は同37.3%増と1700億400万円いずれも前期を大幅に上回った。

 清水建設の売上高は前期比5.8%増の2兆578億2000万円。工事採算改善などにより、営業利益は同67.1%増の1186億6900万円、純利益は同91.8%増の1266億1700万円となった。

 各社が公表した2027年3月期の通期業績予想では、売上高については堅調な建設投資を背景に増収を見込む企業が多い一方、利益面では2026年3月期の急回復の反動や、労務費/資材価格の先行き不透明感を織り込み、減少または横ばいを見込む慎重な予想も目立つ。

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【集計対象企業】
・鹿島建設、大林組、大成建設、清水建設、長谷工コーポレーション、インフロニア・ホールディングス、五洋建設、戸田建設、熊谷組、安藤ハザマ、西松建設、東亜建設工業、高松コンストラクショングループ、東急建設、奥村組、鉄建建設、淺沼組、東鉄工業、大豊建設、飛島ホールディングス、ナカノフドー建設、錢高組

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