BUILT編集部では、入職者の減少や技能者の高齢化などで、生産性向上が急務となっている建設業に向けて、業務の効率化に役立つICTやロボット、工法、建材、アプリケーションなどの多種多様な新テクノロジーの情報を2020年も発信してきました。
2020年は、新型コロナウイルス感染症への建設会社の対応やコロナ対策となるソリューションなどの記事が年間を通して、多くの読者に閲覧されました。
また、新型コロナウイルス感染症の拡大で、建設業に関連する展示会の多くが開催を見合わせた中、開かれた建設総合展「メンテナンス・レジリエンスOSAKA 2020」(会期:2020年7月29〜31日、インテックス大阪)や建設分野のドローンが集結する国際展「Japan Drone2020|第5回−Expo for Commercial UAS Market −」(会期:2020年9月29〜30日、幕張メッセ)、建築総合展「第5回 住宅・ビル・施設 Week」(会期:2020年12月2〜4日、東京ビッグサイト)の出展製品と講演を取材した記事がよく読まれました。
さて、前置きはここまでとして、2020年にBUILTで公開した全記事を対象にした記事ランキングのトップ10(集計期間:2020年1月1日〜12月28日)をお届けします。ランキングとともに、掲載内容も振り返っていきましょう。
第1位の栄冠に輝いたのは「ゼネコン各社の“新型コロナ対応策”・清水・大林・鹿島ら現場を大型連休後まで原則閉所、竹中も方針表明」でした。1位の記事や2位の「建設現場での“コロナウイルス”対応法を発表、国交省」、4位の「建設会社や行政が新型コロナウイルスへの対策を発表、テレワークや消毒液設置などを推奨」などにも関連するが、2020年は新型コロナウイルス感染症が建設業に大きな影響を与え、業界で現場での消毒液設置やテレワークの導入、打ち合わせでのテレビ会議システムの活用が進みました。
2020年の年末には、都内で新型コロナウイルスの感染者が急増し、国内で新型コロナウイルスの変異型に感染した患者が確認されるなど、コロナの脅威は増しており、今後も建設業の各社でコロナ対策が継続される見通しです。
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