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» 2020年06月23日 06時00分 公開

導入事例:清水建設がマスクの代わりに「マウスシールド」を全国の現場で導入

清水建設は、新型コロナウイルス感染症を防ぐマスクが夏場の建設現場では熱中症につながる恐れがあるとして、口の部分を透明なフィルムで覆う「マウスシールド」を、全国の現場で適用することを決めた。

[BUILT]

 清水建設は、新型コロナウイルス感染症の対策と夏場の熱中症を防ぐべく、全国の建設現場に「マウスシールド」を配備することを決めた。第1弾として、2020年5月末に3万1000個を既に調達しており、現場へ順次、配布していく。

「マウスシールド」 出典:清水建設

 清水建設はこれまでに、感染症対策として、手洗いや手指の消毒、三密の回避、現場内の消毒といった徹底とともに、現場作業時のマスク着用もルール化した。しかし、夏場のマスク着用は、熱中症のリスクを高める懸念があるため、熱中症と飛沫感染の予防が両立できる対策方法を検討していたという。

 導入するマウスシールドは、顎に装着するプラスチックパッドに、口の周りを覆う透明なプラスチックフィルムを定着させている。着用者が息苦しさを感じることなく、唾液の飛散を防ぐ。ヘルメットを被ったままでも使用できるため、屋外の現場で施工管理にあたる社員や作業員が着用することになる。

 清水建設では、屋外は3密が無く、適切なフィジカル・ディスタンスを保ちながら、コミュニケーションが図れるため、口を覆うマウスシールドでも十分な効果が見込めるとしている。

 今後は、マウスシールドとともに冷感マスクの調達も進め、現場それぞれの条件に応じて、マウスシールドまたは冷感マスクのどちらかの着用を推奨する。なお、冷感マスクを着用する場合は、1時間ごとに休息を設けるなど、熱中症対策を採ることを条件にしている。

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