キッズウェイと村本建設は、顔認証による入退管理サービスに、トンネル工事の入退坑状況をリアルタイムに可視化する「エリア入退場管理モデル」を追加した。
キッズウェイは2026年3月4日、村本建設と共同開発した「顔認証システムFACEma(フェイスマ)」入退管理シリーズの「エリア入退場管理モデル」を開発し、レンタルでの提供を開始すると発表した。トンネル工事などで使う入坑者一覧表をデジタル化し、特定エリアの入退場状況をリアルタイムで把握できるようにする。
トンネル工事など地下作業を伴う建設現場では、作業員の安全確保や緊急時対応のため入坑者一覧表による管理が行われている。一般的に氏名が書かれた札を作業者自身が回転させて管理するが、操作漏れやミスが生じる可能性があり、現場からは入退管理の自動化やデジタル化を求める声が高まっていた。
また、出入りが頻繁な現場では一覧表の更新が煩雑になり、リアルタイムの把握が難しくなる他、緊急時の作業員確認が不十分になる課題もあった。管理者が設置場所まで足を運ばなければ入坑状況を確認できない点も運用上の負担になっていた。
エリア入退場管理モデルは、作業者が入坑時と退坑時に端末に顔をかざすだけで利用できる。全体の入場者数や各作業者の入場時間を管理し、適切な人員配置や工数管理に役立てられる。入場からの経過時間に応じて表示色が変化する機能も備え、長時間作業者には警告を表示する。危険を伴う現場で、緊急対応の迅速化を支援する。
入退記録はクラウドに保管でき、従来は札や紙で管理していた入坑者一覧表の管理業務や履歴管理を自動化。入退状況は、現場に設置したモニターやPCを用いてサイネージ表示できる。全体入場者数の他、制限時間を超えた作業員がいる場合には人数を警告表示する。最大60人まで同時表示し、異常検知時には背景色が変化するなど、視覚的に判断しやすい設計とした。
導入事例:大林組が建設現場施工管理サービス「Buildee」を2028年度中に全現場導入
第10回 JAPAN BUILD TOKYO:スマートビルを「育てる」大林組のプラットフォーム「WELCS place」 生成AI活用も視野に
次世代のスマートビル:日立の次世代コネクテッドエレベーター2026年4月発売、仮復旧機能や省エネ機能を搭載
顔認証:顔認証とインカム連携で入退館管理をスマート化、長谷工グループの高齢者施設で導入
現場管理:安藤ハザマ、全支店で建設技能者向けポイント導入 試験導入でCCUSタッチ率向上
デジタルファブリケーション:土が主原料の3Dプリンタ住宅が完成、AI活用で完全自動建設目指す Lib WorkCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
人気記事トップ10