トンネル工事の「入坑者一覧」を顔認証でデジタル化、作業員の入退場を即時に可視化現場管理

キッズウェイと村本建設は、顔認証による入退管理サービスに、トンネル工事の入退坑状況をリアルタイムに可視化する「エリア入退場管理モデル」を追加した。

» 2026年03月13日 11時00分 公開
[BUILT]

 キッズウェイは2026年3月4日、村本建設と共同開発した「顔認証システムFACEma(フェイスマ)」入退管理シリーズの「エリア入退場管理モデル」を開発し、レンタルでの提供を開始すると発表した。トンネル工事などで使う入坑者一覧表をデジタル化し、特定エリアの入退場状況をリアルタイムで把握できるようにする。

トンネルなどの特定エリアへの入退場記録を顔認証を用いて可視化する「顔認証システムFACEma 入退管理シリーズ エリア入退場管理モデル」 トンネルなどの特定エリアへの入退場記録を顔認証を用いて可視化する「顔認証システムFACEma 入退管理シリーズ エリア入退場管理モデル」 出典:キッズウェイプレスリリース

 トンネル工事など地下作業を伴う建設現場では、作業員の安全確保や緊急時対応のため入坑者一覧表による管理が行われている。一般的に氏名が書かれた札を作業者自身が回転させて管理するが、操作漏れやミスが生じる可能性があり、現場からは入退管理の自動化やデジタル化を求める声が高まっていた。

 また、出入りが頻繁な現場では一覧表の更新が煩雑になり、リアルタイムの把握が難しくなる他、緊急時の作業員確認が不十分になる課題もあった。管理者が設置場所まで足を運ばなければ入坑状況を確認できない点も運用上の負担になっていた。

一般的な入坑者一覧表のイメージ。作業者の氏名が書かれた札を作業者自身が回転させることで、入坑中か否かを管理する 一般的な入坑者一覧表のイメージ。作業者の氏名が書かれた札を作業者自身が回転させることで、入坑中か否かを管理する 出典:キッズウェイプレスリリース

 エリア入退場管理モデルは、作業者が入坑時と退坑時に端末に顔をかざすだけで利用できる。全体の入場者数や各作業者の入場時間を管理し、適切な人員配置や工数管理に役立てられる。入場からの経過時間に応じて表示色が変化する機能も備え、長時間作業者には警告を表示する。危険を伴う現場で、緊急対応の迅速化を支援する。

 入退記録はクラウドに保管でき、従来は札や紙で管理していた入坑者一覧表の管理業務や履歴管理を自動化。入退状況は、現場に設置したモニターやPCを用いてサイネージ表示できる。全体入場者数の他、制限時間を超えた作業員がいる場合には人数を警告表示する。最大60人まで同時表示し、異常検知時には背景色が変化するなど、視覚的に判断しやすい設計とした。

ラインアップは2機種。屋外対応(左)、屋内専用(右) ラインアップは2機種。屋外対応(左)、屋内専用(右) 出典:キッズウェイプレスリリース
管理画面のイメージ 出典:キッズウェイプレスリリース

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