「築地再開発」は9000億円を投じ、5万人収容スタジアムや高さ210mのホテルなど9棟建設プロジェクト(2/2 ページ)

» 2025年09月05日 11時00分 公開
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デザインモチーフは「扇」、東京の新たな玄関口となる象徴的な景観を創出

 建物全体のデザインモチーフには「扇」を採用。かつて築地市場に貨物列車を引き込む形状に由来しており、調和や繁栄への願いを込めた。計画では扇の意匠を基に、地下鉄新駅やバス、舟運、さらには空飛ぶクルマなど陸海空の次世代モビリティを結ぶハブも整える。

左から扇形にデザインされた築地市場、扇のデザインモチーフによる景観形成 左から扇形にデザインされた築地市場、扇のデザインモチーフによる景観形成 出典:三井不動産プレスリリース
舟運活用(イメージパース) 舟運活用(イメージパース 出典:築地地区まちづくり事業の基本計画

 建物は、スタジアムやホテル、MICE施設、商業、レジデンス、ライフサイエンス施設、舟運、シアターホールなど計9棟からなる。最高高さは約210メートル。舟運活用を含め、水都東京の再生にも貢献する。

 エリアマネジメントでは、街区全体の一体運営を念頭に置き、緑地やオープンスペースを活用したにぎわい創出や、統一感のある街並み景観の誘導を計画している。情報発信は公式Webサイトを通じて随時情報を発信する予定だ。

夜間の景観形成計画 夜間の景観形成計画 出典:築地地区まちづくり事業の基本計画
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