トプコンは新開発の「Silky Drive技術」を搭載したトータルステーションとして、「GT-1500/700」シリーズと「iX-1500/700」シリーズの2ブランド計8製品を発売した。追尾性能と旋回スピードが従来機よりも向上し、測量作業が迅速化に行える。
トプコンは2025年1月14日、新開発の「Silky Drive技術」を搭載した新型モータードライブトータルステーションとして、TOPCONブランドの「GT-1500/700」シリーズとSOKKIA(ソキア)の商品名で展開する「iX-1500/700」シリーズを発売した。
これまでトプコンは、測量作業でプリズムの急激な切り返しに対応する追尾性能や気温、風、振動などの多様な現場環境にも対応するモータードライブトータルステーションの駆動用モーターを開発してきた。
今回、より高効率でコンパクト、駆動時の安定性や静音性を追求した結果、家電から自動車、産業用ロボットや医療機器など、さまざまな工業製品にも幅広く活用されているブラシレスDCモーター(BLDCモーター)を測量機用途に新たに設計。オリジナルの制御技術も搭載し、Silky Drive技術として実用化した。
さらに、独自の直結駆動ユニットを採用し、世界最小かつ最軽量クラスを謳(うた)うモータードライブトータルステーションを実現。駆動ユニットだけでなく、トータルステーション本体の回転軸に使用する素材や部品形状も見直し、摩擦が極限まで低減した。
従来機に比べ追尾性能が2倍に上がり、旋回スピードも10%アップし、これまで以上に迅速で効率的な測量作業が可能になる。
ラインアップと価格は、TOPCONブランドの自動追尾モデルで「GT-1503」は475万2000円(測角精度3”)、 「GT-1505」は447万7000円(測角精度5”)。自動視準モデルはGT-703が348万7000円(測角精度3”)、GT-705が321万2000円(測角精度5”)。SOKKIAの自動追尾モデルは「iX-1503」が475万2000円(測角精度3”)、「iX-1505」が447万7000円(測角精度5”)。自動視準モデルは「iX-703」が348万7000円(測角精度3”)、「GT-705」が321万2000円(測角精度5”)。
【訂正】記事の初出時に「GT-1500/700」をSOKKIAブランドとしていましたが、正しくはTOPCONブランドです。本記事は修正済みです(2025年1月15日10時35分)。
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