最高7億円の住戸を内見! 船橋駅徒歩2分、51階建てタワマン「プレミストタワー船橋」プロジェクト(1/2 ページ)

「プレミストタワー船橋」は、完成すれば千葉県内最高層の192メートルとなる高級分譲マンション。2018年2月28日まで営業していた西武船橋店の跡地で建設がすすめられ、2028年3月の竣工予定だ。本稿では、マンションギャラリー内見会で明かされた最高グレードで7億円を超えるという住戸を紹介する。

» 2025年12月10日 12時21分 公開
[川本鉄馬BUILT]

 大和ハウス工業は2025年11月27日、東京建物や京成電鉄と共同で、建設中の高層分譲マンション「プレミストタワー船橋」のプレス向け説明会を物件近くのマンションギャラリーで開催した。2028年3月の竣工予定で、千葉県内で供給された新築分譲マンションで最高の高さ192メートルになる(MBC調べ:対象期間1995年1月〜2024年9月)。

「プレミストタワー船橋」 「プレミストタワー船橋」 出典:「プレミストタワー船橋」説明会資料

船橋駅前の賑わいと地域活性化を目指す複合開発プロジェクト

 永井氏は最近のマンション市況について、「2025年は首都圏での供給は2万6000戸ほど。前年比プラス10%だが、東京23区(特に都心部)と千葉での供給は減っている」と指摘した。

 理由は、都心の再開発事業の遅延や取りやめに加え、千葉県に限ってはかつての大量供給の揺り戻しだ。永井氏は「大和ハウス工業でも事業機会は、都心や郊外でかなり減っている」とした。

「プレミストタワー船橋」のイメージパース 「プレミストタワー船橋」のイメージパース 出典:「プレミストタワー船橋」説明会資料
大和ハウス工業 東京本店 マンション事業部 事業部長 永井莊氏 大和ハウス工業 東京本店 マンション事業部 事業部長 永井莊氏 筆者撮影

 都市部では、オフィスやホテルの事業と住宅で用地取得が競合しており、住宅が負けている。一方、郊外では住宅に使える用地はそれなりに出てくる可能性があるが、昨今の建築費高騰の影響で市場に見合った価格での提供は難しい。永井氏は「なかなか事業に踏み切れるものが少ない」と打ち明けた。

 こうした状況に対し、大和ハウス工業では用地取得の在り方を見直し、再開発ではないが街の再整備につながる事業などにリソースを投入して事業機会を創出している。

 その考えを具現化したプレミストタワー船橋は、単なるエキチカのタワーマンション建設計画ではない。住居だけでなく、商業施設や事務所、市民の憩いの場となる植栽を配した広場「フォレストアリーナ」も配置する。マンションと複合商業施設の「船橋フェイス」や船橋駅を結ぶ歩行者専用通路「ペデストリアンデッキ」で、駅前の回遊性の向上も見込む。そのため、駅前で住宅、商業、広場を一体化し、街のシンボルになる大規模複合開発プロジェクトとして計画している。

「プレミストタワー船橋」のペデストリアンデッキ含めたイメージパース 「プレミストタワー船橋」のペデストリアンデッキ含めたイメージパース 出典:「プレミストタワー船橋」説明会資料
街の活性化へ寄与する賑わい広場「フォレストアリーナ」を2階部分に整備 街の活性化へ寄与する賑わい広場「フォレストアリーナ」を2階部分に整備 出典:「プレミストタワー船橋」説明会資料
ALTALTALT JR船橋駅から続くこの通路がペデストリアンデッキに接続することになるようだ 筆者撮影
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