ソラコムは、クラウド型カメラサービス「ソラカメ」を活用した建設現場や施設管理の業務効率化を支援している。低価格のカメラとクラウド録画、生成AIを用いた画像分析などを組み合わせ、安全管理の高度化や業務自動化を提案。単なる遠隔監視にとどまらないデータ活用型の現場DXを推進する。
ソラコムは、「第10回 JAPAN BUILD TOKYO−建築・土木・不動産の先端技術展−」(会期:2025年12月10〜12日、東京ビッグサイト)に、現場の業務効率化を支援するクラウド型カメラサービス「ソラカメ」を出展した。低価格の小型カメラとクラウド録画サービスを組み合わせることで手軽に遠隔監視を実現。また、取得した映像データを生成AIで分析し、現場担当者の定型業務を自動化するなど、単なる監視用途にとどまらない施工管理や施設管理の自動化、生産性向上につながるサービスとして提案する。
ソラカメは、ソラコムが販売する専用カメラで取得した映像データの管理や分析ができるクラウドサービス。カメラは水平/垂直方向に360度首振り可能な「ATOM Cam Swing」(1台5680円、税込み)と、固定設置の「ATOM Cam2」(1台3980円、税込み)の2種類を展開。屋内外を問わず設置可能で、スマートフォンアプリとWi-Fi、電源があれば設置工事不要ですぐに利用を開始できる。
ATOM Cam2は本体重量が約100グラムと軽量で、内蔵マグネットや付属の両面テープで壁や天井などへ貼り付けて使える。両機種とも底面にネジ穴を備え、三脚や市販の固定金具を使って必要な場所に容易に設置できる。
クラウド録画ライセンスは、常時録画タイプとモーション検知時の映像のみを録画するタイプを用意。保存期間は契約プランにより異なり、常時録画の場合は最短7日から最大90日まで5段階で選べる。映像を録画せずにライブ映像のみを受信する「リアルタイムアクセス」プランも用意している。
インターネット環境がない場所でもすぐに利用できる商品として、SIMとWi-Fiルーターがセットになった屋内向けの「ソラカメ専用セルラーパック」や防水/防塵(じん)対応の「屋外スターターキット」を用意。さらに電源確保が難しい屋外の現場向けには、ソーラーパネル付きの「屋外ソーラーキット」をラインアップ。電源も通信回線もない山間部や駐車場などでも、製品が届いた日から現場の見守りが可能になる。
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