この他、BIMx関連では、ラベル機能についても解説した。ラベル機能は、BIMxで平面や立面にリンクされた情報を表示する。立面から建具の情報に直接アクセスしたり、そのまま3Dデータへアクセスしたりが可能で、問題箇所を見つけたり指示したりするのに使える。
佐藤氏は、Archicad 27を「BIMアプリケーションとの間で承認プロセスを作っていけるバージョンだ」とその特長を語った。
プレゼンの最後には村田氏が再登壇。日本固有の課題と要望にスピード感をもって対応すべく、日本に専属の開発チームを置いているとした。その体制の保守サービスとして、無償アップグレードや各種の便利ツール、テクニカルサポートなどが受けられる2022年4月に開始したサポートサービス「Forward」と、日本ユーザーの要望をもとに新しい機能を試験的に提供する「テクノロジープレビュー(試験機能)」を展開している。テクノロジープレビューは、ユーザーから評価の高かったコマンド検索とインスタント材質の2機能をユーザーによるテストを経て、Forwardのツールで製品化した。
村田氏は、「これからも、製品やサポートを通じて、ユーザーとともに優れた建築やBIMの環境を作り上げていきたい」と抱負を口にし、プレゼンテーションを終えた。
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