ウェザーニューズは、気象IoTセンサー「ソラテナPro」の観測データを用いた寒さ指数の提供を開始した。屋外作業員や農家のパフォーマンス低下、学生の低体温症などを予防する。
ウェザーニューズは2023年12月5日、気象IoTセンサー「ソラテナPro」の観測データを用いた寒さ指数(低体温症リスク)の提供を同日開始したと発表した。屋外作業員や農家のパフォーマンス低下、学生の低体温症などの予防に適する。
気象IoTセンサーのソラテナProは、ソラテナProは、1分ごとに気温や気圧、湿度、雨量、風速、風向、照度と7つの気象要素を観測する小型の気象観測機。オムロンのセンシング技術を用いており、雨量50ミリメートル毎時の大雨や風速50メートル/秒の強風も観測する。
新機能は、1分ごとの雨量や気温、風速の観測データをベースに、「平常」「注意」「警戒」「危険」の4ランクで寒さ指数を判定する。雨天条件では、屋外作業のパフォーマンスが極端に下がるため、降雨の有無も考慮に入れている。
リスクが高い場合は、「寒さ指数アラーム」をスマートフォンにプッシュ通知する。通知設定は、注意、警戒、危険の3ランクから選択可能。過去データも1分ごとに蓄積されるため、低体温症やパフォーマンス低下が生じた時のリスクを後日振り返れる。
ソラテナProは、お天気アプリ「ウェザーニュース」と連携し、観測データや天気予報、雨雲レーダーを1つのアプリで閲覧できる。雨や気温、風が設定値を超えた場合にはプッシュ通知する機能も搭載している。
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