リフォーム箇所は、「トイレ」は「タンクレストイレへの変更」や「老朽化と省エネ対策のためのトイレ本体交換」などで、機能のアップグレードや老朽化対策が理由に挙がった。「浴室」は「手すりの設置」や「水道管や蛇口の設置」などとなり、老後を見据えたバリアフリー化や老朽化に伴う修繕が多かった。「キッチン」は「IHコンロの設置」や「水回りの設備の交換」などで、オール電化や水回りの劣化の修繕が多かった。
リフォーム経験者200人に対し、「リフォームをおすすめしたいと思いますか」と質問したところ、92.0%が「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答し、多くのリフォーム経験者がリフォームを薦めたいと思っている結果となった。
さらに踏み込んで、「リフォームをおすすめしたい」と回答したリフォーム経験者184人に「おすすめしたい理由」を聞いたところ、ミレニアル世代は、「おうち時間が充実するようになったため」が最多の30.6%。「気分を変えられたため」が3位の22.2%の回答となり、ミレニアル世代は「自宅で過ごす時間の充実化」がリフォームを薦めたい理由として多く見受けられた。
一方、バブル世代は「より長く現在の家に住めるようになったため」が最多の48.6%。次いで「省エネリフォームで節約に繋(つな)がったため」「新築より安く抑えられたため」「リフォームで自分好みの家を手に入れたため」が同率の25.7%という結果となり、バブル世代は「経済的な理由」でリフォームを薦めたいと考える人が多数を占め、世代により、リフォームに満足している理由が異なることが明らかになった。
リフォームに関する支援制度や補助金に関しては、リフォーム希望者140人への「リフォームで補助金や支援制度を利用できることを知っていましたか」との質問結果では、79.3%が「知らなかった」と答えた。リフォーム経験者200人にも、同様の質問を投げかけると、64.0%が「知らなかった」とし、リフォームに関する補助金や支援制度を知らずにリフォームを行っている人も多くいることが分かった。
調査時期:2022年9月13〜14日
調査対象:20歳〜69歳の男女600人
調査対象(内訳):Z世代(20〜26歳)、ミレニアル世代(27〜42歳)、氷河期時代(43〜51歳)、バブル世代(52〜57歳)、ポスト団塊世代(58〜69歳)の各120人
調査手法:シグナルリサーチによるインターネット調査
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