川崎駅前で屋上公園のあるプロバスケのアリーナシティー誕生、DeNAが2027年着工プロジェクト

DeNAと京浜急行が、京急「川崎」駅前の多摩川側敷地で計画していたプロバスケ「川崎ブレイブサンダース」のホームアリーナを含む街づくりプロジェクトが始動した。当初は2025年の着工を予定していたが、今回プロジェクト名称も刷新し、2027年から工事着手することとなった。競技場の屋上には、1万人規模のアリーナでは世界初となるルーフトップパークも設ける。

» 2026年02月10日 10時00分 公開
[BUILT]

 ディー・エヌ・エー(DeNA)は、京浜急行電鉄(京急電鉄)と共同で京急「川崎」駅の隣接地で計画していたDeNA傘下のプロバスケットボールチーム「川崎ブレイブサンダース」のホームアリーナを含む、複合施設建設プロジェクト概要を2026年1月29日に発表した。

 プロジェクト名称はこれまでの「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」から、「Kawasaki Arena-City Project(カワサキ アリーナ シティー プロジェクト)」に改め、新たに第一弾の取り組みとして、味の素や三菱化工機とのパートナーシップを締結し、アリーナ建設とその周辺地域の街づくりを一体で進める。

1万人超が収容可能なアリーナ屋上にルーフトップパークを整備

 計画地は、神奈川県川崎市川崎区駅前本町にあった「KANTOモータースクール川崎校」の跡地約1万2400平方メートル。2023年にDeNAと京急電鉄土地の賃貸借契約を締結した。当初の予定では2025年の着工、2028年10月の開業となっていたが。

 新アリーナは1万人以上を収容可能で、DeNAによるとその規模では世界初となるルーフトップパーク(屋上公園)も建設する。2030年10月の開業を目指し、2027年中に着工する。オープン後は川崎ブレイブサンダースのホームゲーム会場として使用する以外に、ダンスなどの川崎カルチャーを中心としたライブエンターテインメントの興行などで365日街に賑わいを創出し、年間330万人の来場を見込む。

 アリーナ屋上のルーフトップパークは、ネーミングライツを味の素が取得し、アリーナシティー全体で食とヘルスケアのWell-beingを提供する。

アリーナシティー開発イメージビジュアル アリーナシティー開発イメージビジュアル 出典:ディー・エヌ・エープレスリリース
ルーフトップパーク開発イメージビジュアル ルーフトップパーク開発イメージビジュアル 出典:ディー・エヌ・エープレスリリース
京急「川崎」駅/JR「川崎」駅の乗降客数は年1.9億人で、世界的にも希少のビックターミナル駅前のアリーナとなる 京急「川崎」駅/JR「川崎」駅の乗降客数は年1.9億人で、世界的にも希少のビックターミナル駅前のアリーナとなる 出典:ディー・エヌ・エープレスリリース

 街づくりでは、多摩川河川敷の整備と連携し、パートナー企業との共創も通じて、社会課題の解決に挑む社会実装型サステナビリティプラットフォーム「Kawasaki 2050 Model」を実現し、次世代都市モデルの世界的ベンチマークとなることを掲げる。

 具体的には、カーボンネガティブに対応する「気候変動」、安心して泳げる多摩川に再生する「自然再興」、90%以上を再資源化する「循環経済」、100億円規模の個性を生かした新規事業を開発する「個性の躍動」、住民の生きがいとコミュニティーを生み出す「心身の健康」の5つを重点テーマと位置付ける。実現のために、サステナビリティーを考慮したアリーナや文化施設の開発/運営で実績がある英国の「OVG(Oak View Group)EUROPE)と業務提携し、世界最先端のトレンドやナレッジを活用する。環境配慮面では街区全体を対象に、建物の環境性能を総合的に評価する国際的なシステム「LEED認証」で「LEED for Communities」の認証取得も予定している。

「Kawasaki 2050 Model」で取り組む5つのテーマと2050年のゴール指標 「Kawasaki 2050 Model」で取り組む5つのテーマと2050年のゴール指標 出典:ディー・エヌ・エープレスリリース

 また、パートナーの三菱化工機は、水素吸蔵合金/燃料電池一体型システム「HyDel(ハイデル)」の運用を2025年12月から「カワサキ文化公園」で開始した。アリーナシティーへの水素エネルギー導入に向け、公園施設の電力供給を水素で賄う他、年間稼働データの蓄積や分析、水素由来のクリーンエネルギーのサプライチェーン構築も検証する。

ルーフトップパーク開発イメージビジュアル ルーフトップパーク開発イメージビジュアル 出典:ディー・エヌ・エープレスリリース

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