乃村工藝社は、東京都江東区青海で2025年10月に開業した次世代型多目的アリーナ「TOYOTA ARENA TOKYO」で、3つの屋外空間とメイン階段の企画、デザイン・設計、施工を担当した。
乃村工藝社は、東京都江東区青海で2025年10月に開業した次世代型多目的アリーナ「TOYOTA ARENA TOKYO(トヨタアリーナ東京)」で、3つの屋外空間とメイン階段の企画やデザイン、設計・施工を担当した。
TOYOTA ARENA TOKYOは、大規模LEDビジョンやホスピタリティー設備を備えた最新型アリーナだ。地下1階地上6階建て、スポーツでは約1万人、コンサートでは約8000人の収容人数を備える。プロバスケットボールリーグのB.LEAGUE所属チーム「アルバルク東京」のホームアリーナとして利用される他、スポーツや音楽イベント、MICEなどにも対応する。
乃村工藝社は企画段階から参画。アリーナに隣接する「adidas SPORTS PARK」、TOYOTA ARENA TOKYOシンボルモニュメント、「レンタルのニッケン JOINT PARK」、屋外テラス「CIRCULAR FARM SOUTH GARDEN」、さらに「MEMORIAL BRICKS」を配置したメイン階段の整備を担った。
屋外バスケットボールコートのadidas SPORTS PARKでは、ストリートパークを想起させる金網を基調としたデザインを採用。アーティストMHAK(マーク)氏のアイコンを大きく配し、一部のコートでは不要になったシューズのゴム素材を再利用している。パーク入口のシンボルモニュメントは、アルバルク東京が勝利するとゴールリングが赤く点灯する演出とした。
レンタルのニッケン JOINT PARKは、キッチンカーやイベント開催など、さまざまな用途を見込む。
MEMORIAL BRICKSは、スポーツパークへ続く階段に設置されているレンガで、アリーナ開業を記念した名前や応援メッセージが刻まれている。CIRCULAR FARM SOUTH GARDENは3階メインゲート横に設けた屋外テラスで、来場者が自然の要素を感じながら飲食や会話を楽しめる場を想定した。
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