虎の門ヒルズ45階「攻殻機動隊展」への誘導をARでエンタメ化 移動時間で作品世界へ没入体験xR(1/3 ページ)

虎ノ門ヒルズ ステーションタワーでは、「攻殻機動隊展〜Ghost and the Shell〜」の開催に合わせ、来場者を45階の会場までスムーズに誘導するとともに、移動そのものをエンターテインメントとして体験させる実証実験を行った。AR技術を活用し、作品の世界観を館内移動のプロセスまで拡張する新たな試みだ。

» 2026年02月03日 17時42分 公開
[黒岩裕子BUILT]

 コロプラのグループ会社でxRプロデュース事業などを手掛ける360Channel(サンロクマルチャンネル)は、東京都港区の大規模複合施設「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」で、AR(拡張現実)を活用した館内誘導の実証実験を行った。2026年4月5日まで開催中の展覧会「攻殻機動隊展〜Ghost and the Shell〜」への来場者を45階の会場までスムーズに誘導するとともに、移動そのものをエンターテインメント化する新たな試みだ。

展示会場へのルートではないエスカレーターに乗らないよう、視覚的に案内 展示会場へのルートではないエスカレーターに誤って乗らないよう視覚的に案内 筆者撮影

攻殻機動隊の世界を館内移動でも体験

 実証は、KDDI、森ビル、CinemaLeap、本田技研工業との協働により、2026年1月29〜31日にかけて実施。360Channelが提供するARマップシステム「360maps(サンロクマルマップ)」による屋内ナビゲーションと本田技研工業が開発したモビリティロボット「UNI-ONE(ユニワン)」を組み合わせて、移動時間を作品世界を楽しむ体験として位置付けた点が特徴だ。

ALTALT 会場までのルート上のさまざまな場所にARコンテンツを設置 筆者撮影
ALTALT 展覧会の外でもAR上で攻殻機動隊展の世界観を楽しめる 筆者撮影

 展覧会会場の「TOKYO NODE」への移動は、地下から高層階まで複数のエレベーターやエスカレーターを乗り継いで移動する必要がある。動線が複雑で、来場者にとって分かりやすい案内や誘導が課題となっていた。

 360Channelの担当者は「既存施設ではハードの変更による動線の改善が難しい。デジタル技術を使えば施設に改修を加えずに案内ができる。今回、AR技術を活用することで、攻殻機動隊の世界観を感じてもらいながら来場者をスムーズに誘導できる方法を検討した」と説明する。

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