MetaMoji(メタモジ)の「eYACHO(イーヤチョウ)」は、MetaMojiと大林組が共同で開発した施工管理アプリで、2015年に発売した。その後、対応OSやモバイル環境の拡充、機能拡張などを重ね、10年を節目を迎えた2025年にVer.7へ大規模アップデートした。現在、法人向けの「eYACHO for Business」は、iOS版、Windows版、Android版で、それぞれ “バージョン7”が最新となっている。
MetaMoji(メタモジ)は、「第10回 JAPAN BUILD TOKYO−建築・土木・不動産の先端技術展−」(会期:2025年12月10〜12日、東京ビッグサイト)の構成展「第5回建設DX展」で、2025年9月にリリースした「eYACHO(イーヤチョウ)」の最新バージョンとなる「eYACHO for Business 7」と2025年12月に追加した施工管理業務の生産性を高める新機能を紹介した。
eYACHOは、建設現場の施工管理業務を効率化するアプリだ。アナログの野帳をデジタル化するだけではなく、建設現場で参照する各種図面はもとより、施工計画から施工管理、検査までの場面で情報を効率的に管理できる。大林組が開発に協力しているため、現場を知り尽くした視点で設計した機能には無駄や不足がなく、建設生産プロセスの各段階で現場業務を的確にサポートする。
今回のMetaMojiブースで特にアピールされていたのは、工事写真の整理や管理の機能だ。もともとeYACHOには黒板付きの写真を撮影して写真帳を作る機能が備わっていた。新しいバージョンでは並び替えやエクスポート/インポートも、iOS版/Windows版のスタンダードグレード以上で利用可能となった。そのため、eYACHO上での写真確認や工事写真帳の作成、写真保存などが効率化される。特に、他のアプリで撮影した写真のインポート機能は、協力会社などが撮影した写真を活用して、工事状況を多角的に記録する意味でも役立つ。
関電工が開発した測定記録支援システムの「BLuE(ブルー)」にも対応した。BLuEに対応した計測機器の測定値をダイレクトにeYACHOの帳票へ入力する。BLuEに対応した計測機器としては、電力量計や騒音計、接地抵抗計などがあり、そのデータをリアルタイムかつ直接eYACHOに読み込めれば、入力作業ゼロでデータの転記ミス防止にもつながる。
ユーザーの要望をくみ取って開発したのが、デジタルサイネージとの連携だ。eYACHOの画面をボタンタップだけで大画面表示が可能になり、朝礼時にeYACHO上の現場配置図や安全指示などを拡大投影できれば、指示や注意事項が確実に伝わる。利用にはサイネージ側に、連携機能に対応したAPIが搭載されている必要がある。
AIに関しては、eYACHOの操作方法を提示するヘルプ機能も実装した。質問を入力するだけで、関連するマニュアルを表示。気軽に操作法や機能を検索できるので、多くの機能を搭載したeYACHOを自在に使う手助けとなる。
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