安藤ハザマは、経費精算システムに「テックタッチ」を導入した。差し戻し率で10%減、月40時間の工数削減を実現したという。
テックタッチは、安藤・間(以下、安藤ハザマ)が全社員約4000人が利用する経費精算システムで、デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)「テックタッチ」の運用を開始したと発表した。
テックタッチは、ノーコードで操作ガイドを簡単に作成/実装できるため、システム担当者の負担を軽減し、ユーザーのスムーズなシステム利用を促進するDAPだ。
安藤ハザマは、労働力不足の解消や現場の生産性や安全性の向上を目指し、施工ロボットの実用化など、多様な建設DXに取り組んでいる。一方、経費精算業務では出納業務見直しに伴うルール変更の混乱が懸念される他、差し戻しや問い合わせ件数が多く、管理部門の工数がひっ迫していた。本社財務部による一括管理を見直すにあたり、本支店間のチェック基準を統一しつつ、混乱を防ぐ仕組みが求められていた。
テックタッチは、システム画面上にノーコードで操作ガイドを作成して表示できるため、各支店の出納担当者向けに分かりやすい操作サポートを提供できる。安藤ハザマは承認時のチェックを画面上で明示することで、本社と支店で認識を共通化できる点を評価。出納業務をスムーズに移管し、申請者の入力ミス削減や承認業務の効率化につながるとの判断が、最終的な決め手となった。
導入後は、承認者の画面上にチェックポイントを表示することで、出納担当者からの問い合わせを一定程度減らすことに成功した。利用者へのアンケートでは、承認者の約84%が「迷いが減った」と回答し、判断工数の削減につながった。申請に対する差戻し件数も約300件減(約3割削減)と改善し、問い合わせ対応の工数削減にも寄与している。
安藤ハザマ 財務部資金グループの担当者は、「基本的には自分たちでガイドやナビゲーションを作成するため、思い描いているガイドが作成できるか不安もあった。だが、導入支援の一環で基本機能の利用方法や作成ポイントなどを学習する時間があり、複雑なガイドの作成時は見本を提示いただいたり、適時改善点をアドバイスいただけたりとサポートが手厚く助かった。作成のコツもすぐつかめ、承認者画面でのチェックポイントの表示、差し戻し時のコメント定型文ガイドなど、予定していた機能を契約から3カ月程度の短期間で実装できた」とコメント。
また、「システム構築にあたり、当社側はコンセプトやポイントの大枠を伝えただけ。当社担当者との毎週の打合せをはじめ、テックタッチ主導による強力かつ効率的な制作の推進はもとより、何より手厚く親切にご指導ご支援をいただいたことで、短期間で素晴らしいツールを制作することができた」と評価する。
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