モビリティーでは、駅から目的地までの「ラストワンマイル」を補完し、移動そのものが観光資源にもなる水上交通、環境負荷の少ないエネルギーを採用した水素バス、飛ぶクルマや、オンデマンドモビリティー、自動運転の実証実験などを検討する。
TAKANAWA GATEWAY CITYには、「泉岳寺」駅に直結し、クリニックとフィットネスを備える大規模複合棟「THE LINKPILLAR 2」を建設する。地下には、国内最大級の蓄熱層を有するエネルギーセンター「Energy Management Center」を配置し、AIによる熱源制御で高効率なエネルギーマネジメントを実現する他、ロボティクスやドローンなどを活用した設備点検/監視で省人化を実現する。
低層部商業エリア「NEWoMan TAKANAWA MIMURE」は、「100年先も続く、都心のコミュニティービレッジ」をコンセプトに、8000平方メートルの一体空間に11のラボラトリー(オープンファクトリーなどを併設する飲食店舗)が広がり、身体と心を整える新しい食体験を届ける。生物多様性に配慮したビオトープ「Link Biotope」が併設し、エコロジカルな住空間の形成や環境学習/賑わいづくりの場となる。
他にも住戸では、総戸数847戸のプレミアムレジデンス「TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE」が2026年5月に入居を開始する。低層部には学校法人東京インターナショナルスクールが26年8月に新校舎が開校。5階エリアには1カ月単位での滞在が可能な12戸の住居「Link Life Lab」を設置し、住居内はSuicaと連携したスマートホームサービスをベースに、睡眠状態や腸内環境のチェック機能が搭載された住戸設備の他、入居者限定のウェルネス&ヘルスケアサービスも提供する。
また、街づくりを進める中で出土した「高輪築堤」については、日本で初めて鉄道が走ったイノベーションの地としての記憶を次の100年に継承。国指定史跡の第7橋梁(きょうりょう)部と公園部の現地保存/公開を2027年度に計画し、当時の風景をそのままに実感できるようにする他、先端技術を活用した展示などで、鉄道開業期のイノベーションを体感可能にする。
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