アンドパッドは、BIMの導入から現場活用、機能開発支援までを一貫して提供する「ANDPAD BIMサービス」の提供を開始した。
アンドパッドは2025年7月15日、BIM活用の課題解決を目的とした新たなコンサルティングサービス「ANDPAD BIMサービス」を開始した。設計段階でのBIMの活用だけでなく、施工計画や施工図作成、現場運用などを対象とした包括的な支援を提供する。
アンドパッドは2023年7月に「ANDPAD BIM」のβ版の提供を開始し、BIM活用を推進してきた。しかし、BIMマネジャーやBIMオペレーターといった専門人材が不足しており、顧客からは、BIM導入から本格運用、施工図の作成支援まで、状況に応じたきめ細かな支援を求める声があがっていたという。現場ニーズに対応する形で、今回、導入/活用支援から機能開発までを含む総合的な支援体制を整備した。
ANDPAD BIMサービスでは、ユーザーの課題や活用レベルに応じた段階的な支援を行う。コンサルティング領域では、新プロダクトや機能、プラグイン開発などの共創コンサルティングを提供する他、関連するBPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)とDX推進に関する提案も実施する。
BIM導入支援では、企業単位や部門単位での導入計画策定に加え、演習や講習などの教育支援、「手ぶらBIM体験」などの実地プログラムも用意。未経験者から既に運用中の現場担当者まで、幅広いレベルの支援に対応する。
施工計画/施工図BIM支援では、施工計画や検討、施工図作成をBIMで支援する。ANDPAD BIMや「ANDPADチャット」「ANDPAD図面」などの製品連携を活用し、情報共有や現場コミュニケーションの円滑化を図る。また、BIMと連動した配筋検査機能の効率化にも取り組む。
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