キヤノンシステムアンドサポートは、中小企業のDX支援サービスを建設工事分野に拡充する。IT機器の選定から導入、運用、保守までをトータルでサポートする。
キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンシステムアンドサポート(キヤノンS&S)は2024年9月20日、中小企業のDXを支援する「まかせてIT DXシリーズ」を建設工事分野にも拡充し、新たに「建設業ソリューション」として提供すると発表した。
建設業ソリューションは、建設業者の労働生産性を向上させるIT機器の選定から導入、運用、保守までをトータルで支援する。
具体的には、クラウド上で施工情報を一元管理することで、現場や事務所、協力会社間での確認漏れや伝達漏れを防いで円滑なコミュニケーションを実現する。現場でアップロードした図面やデータ、工程表などをどこからでも即座に確認できる他、現場での待ち時間を使って施工写真のアップロード、作業日報作成などの事務作業を行うことで、業務の効率化にも役立つ。
また、映像を活用した業務効率化や、作業現場の安全対策強化にも活用できる。ウェアラブルカメラやネットワークカメラを利用して複数現場の状況をリアルタイムに把握し、現場の巡回や立ち合い業務にかかる現場までの移動時間削減が可能になる。また、立ち入り禁止エリアへの侵入検知アラート機能により、盗難や労災事故の発生を未然に防止できる。
この他、現場ごとの労務と原価の管理などバックオフィス業務効率化も支援。企業ごとに最適なITシステム(ネットワークカメラ、スマホやタブレット、PC、セキュリティ)の選定/導入を支援し、DX推進をサポートする。
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