セーフィーが提供するクラウド録画サービス「Safie」と、MODEのIoTデータ向け生成AIチャットbot「BizStack Assistant」がシステム連携を開始する。映像やIoTセンサーなどのビッグデータをプラットフォームに集約することで、より網羅的で正確な現場の可視化を実現する。
セーフィーは2024年9月1日から、クラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」と、米シリコンバレー発のスタートアップ企業MODEが提供するIoTデータ向け生成AIチャットbot「BizStack Assistant(ビズスタックアシスタント)」とのシステム連携を開始する。映像やIoTセンサーなどのビッグデータをプラットフォームに集約することで、より網羅的で正確な現場の可視化を実現する。
セーフィーは映像データを活用した遠隔からの状況確認や業務効率化、映像解析による異常検知/予測などに関するソリューションの提供を通じて、建設業の現場DXを支援してきた。一方、BizStack Assistantは、IoTデバイスで取得した膨大な現場データをリアルタイムで処理/分析し、必要なデータを自然言語での対話により提示するサービスだ。
SafieとBizStack Assistantを連携することで、BizStack Assistant上で、セーフィーのカメラで撮影した動画を確認できるようになる。例えば現場の遠隔管理の際、ユーザーがチャット上で「現場AのカメラBの映像を見せて」と入力すると、指示した場所の映像が表示され、直接確認できるため、現場の状況把握やトラブル対応がスピーディーに行えるようになる。
既にSafieを導入しているユーザーにとっては、今回のシステム連携により、これまで把握できなかった現場データをセンサーやIoTデバイスを介して追加で取得できるようになる。投資を抑えながら、より網羅的な現場全体の可視化を実現する。
MODEは、建設業や物流業などの現場向けに、ソリューション型IoTプラットフォーム「BizStack」を提供する。2023年6月に発表したBizStack Assistantは「現実の世界で起こっていることを一番よく知るAIアシスタント」をコンセプトに開発し、生成AIと現場データを活用して、業務効率化を支援する。
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