コベルコ建機は、クレーン施工計画を時間軸も含む4Dでシミュレーションできる「Revit」アドイン型のシミュレーションソフト「K-D2 PLANNER」に、コベルコ建機とタダノに加え、加藤製作所と住友重機械建機クレーンの2社のモデルを追加した。
コベルコ建機は2024年5月20日、クレーン施工計画を時間軸も含む4Dでシミュレーションできる「Revit」アドイン型のシミュレーションソフト「K-D2 PLANNER」に、コベルコ建機とタダノに加え、新たに加藤製作所と住友重機械建機クレーンの2社のモデルを追加したと発表した。国内クレーン4社のモデルを標準搭載したことで、建設業の働き方改革や現場の安全性/生産性向上をさらに推進する。
コベルコ建機は2023年4月、現場の手戻り防止や生産性向上を目的に、Autodeskの「Revit」アドイン型のシミュレーションソフトK-D2 PLANNERの一般販売を開始した。高精度なシミュレーションにより、最適クラスのクレーンを選定して重機コストの削減を可能とする他、直感的なクリック操作のみでの施工計画の断面図や平面図の作成、3D上での吊(つ)り資材の接地圧や負荷率の自動計算などが行えるため、設計工数の削減や計画精度の向上が期待できる。資材や重機情報などのエビデンスを残しながら、建て方の3Dステップ図も作成できるため、ユーザーや現場との円滑なコミュニケーションやイメージの共有が容易になる。
これまでさまざまな現場でK-D2 PLANNERの導入や検討が進んできたが、標準搭載モデルの拡充について要望が多く寄せられており、今回、新たに2社のモデルを搭載した。
これにより、K-D2 PLANNERに標準搭載しているクレーンメーカーとモデルは、コベルコ建機のクローラクレーン(50〜500トンクラス)、タダノのラフテレーンクレーン(13〜100トンクラス)とオールテレーンクレーン(100〜700トンクラス)、加藤製作所のラフテレーンクレーン(13〜80トンクラス)とオールテレーンクレーン(110〜400トンクラス)、住友重機械建機クレーンのクローラクレーン(55〜500トンクラス)となった。
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