レオパレス21は、社内用の生成AIチャットシステム「LeoAI Chat」をバージョンアップした。社内規約や業務マニュアル、過去事例、FAQなどを学習させ、業務に必要な回答をダイレクトに得られるように改良した。
レオパレス21は2024年4月10日、社内用の生成AIチャットシステム「LeoAI Chat」をバージョンアップし、社内規約や業務マニュアルに関する質問への回答が可能になったと発表した。
これまで従業員が業務マニュアルなどを参照する場合は、社内ポータルサイトから対応するファイルを探し、さらにファイルの中から必要な情報を見つけ出す手間がかかっており、この作業に多くの時間を費やしていた。今回のバージョンアップでは、LeoAI Chatに社内規約や業務マニュアル、過去事例、FAQなどを学習させ、業務に必要な回答をダイレクトに得られるように改良した。レオパレス21では2024年内をめどに、規約やマニュアル以外の社内業務データについても学習を進める。
LeoAI Chatは、Microsoftの「Azure OpenAI Service」を活用した生成AIチャットシステムだ。従業員約4000人全員がイントラネットを通じAIを利用できるよう、安全なシステム基盤を社内開発で構築し、2023年11月に本格導入した。文章の要約やひな型の作成などに使用することで、使用ユーザー1人当たりの業務時間を平均で約8時間/月削減した。
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