ダイダンは、「Azure OpenAI Service」を利用した自社専用の生成AI「Daidan AI Chat」を導入した。提案書改善などの一般業務に加えて、設計・施工などの専門性の高い業務でも活用を進める。
ダイダンは2024年3月28日、業務効率化を目的に、Microsoftの「Azure OpenAI Service」を利用した自社専用の生成AI「Daidan AI Chat」を導入したと発表した。DXによる働き方改革を推進し、残業時間の削減を図る。
自社専用の生成AIは、アイデア出しや資料の要約、文書チェック、提案書改善などの一般業務の他、専門性の高い業務でも活用を進める。設計・施工業務での利用も推進するため、施工業務データや施工要領書データ、知財保有ナレッジデータなどの社内データと生成AIを連携し、ナレッジとして社内での共有を可能にする。これにより、情報検索の効率化、資料作成の負担軽減を図る。
今後は、社外データとの連携に加え、社内では生成AIの導入に合わせて研修を行うなど、DX教育も推進し、全従業の生成AI活用スキル獲得を目指す。
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