地域の防災力を高める「災害配慮型」のZEH賃貸住宅を大東建託が開発ZEH(3/3 ページ)

» 2022年11月02日 06時10分 公開
[加藤泰朗BUILT]
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地域の防災力をさらに強化する2つのオプション

 さらにYellには、自主防災力(共助)の強化をサポートする2つのオプションが用意されている。

 その1つが、同社のZEH賃貸の太陽光発電設備に蓄電池をプラスしたサービス「DK-ZEHα(ディーケーゼッチ アルファ)」。平時は電力のピークシフトに活用し、災害時は非常用電源に役立てられる。同社のZEH賃貸同様に、設置する太陽光発電設備や蓄電池は、大東建託グループ会社が所有・維持し、屋根をオーナーから借りて固定価格買取制度(FIT)を利用しながらシステム使用量をオーナーに35年間で還元する仕組みをとる。

採用できる地域に条件あり

「DK-ZEHα」の概要 提供:大東建託

 もう1つのオプションは、軍手やブルーシートなど防災備品を収納したボックスを出窓ベンチ下に設置するサービス。災害時に防災備品ボックスを地域住民とともに利用することで、地域の防災力強化にもつなげる。なお、設置スペースには着脱可能な木目調のルーバーを取り付け、見栄えにも配慮がなされている。

 Yellの販売開始は2022年10月1日で、販売価格は1棟8戸の建物で坪単価50万5000円。初年度は年間150棟の販売を目指す。

※建築できる地域に条件あり

「ぼ・く・ラボ賃貸 Yell」の1階間取り 提供:大東建託
「ぼ・く・ラボ賃貸 Yell」の2階間取り 提供:大東建託
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