他にも、地上で側面のスイッチを押すだけで開閉する「リモート解放ドア」や4つのカメラ映像を合成して俯瞰映像をモニターに表示する「360度カメラ」、追加オプションの後方障害物を検知など、安全面でもグレードアップしている。
各種テクノロジーについて、マーケティング部 部長 佐野健太氏は「ユーザーからは、燃費効率と生産性向上という相反する難題を求められることが多々ある。だが、Cat次世代マシンは、生産性を犠牲にすることなく、脱炭素の課題を解決する機種だ」とPRした。
次世代ホイールローダーCat 966/972のスペックは、下図の通り。標準価格は、966が5544万4300円、972が5834万1000円(標準仕様、港裸渡し、税別)。車体の生産は中国で行い、海外の先進国では先行した販売を開始しており、国内では966で年間100台の目標を掲げる。
会場では、ブレード容量4.2立方メートルのブルドーザー「D5 LGP」と、2017年に販売を開始した次世代油圧ショベル「320」も展示。
会期初日には、キャタピラージャパンおよび日本のキャタピラーディーラはキャタピラーが開催する「2022-2023年グローバルオペレーターチャレンジ」へ参加することを表明した。世界中のオペレーターが技を競う「キャタピラー グローバル オペレーター チャレンジ」は2回目の開催となる。
今回も各地域の予選会から、アジア/南北アメリカ/ヨーロッパの3地区で勝ち抜いた9人のファイナリストが2023年3月に米ラスベガスで催される建設機械展「CONEXPO-CON/AGG 2023」期間中に行う世界ファイナル大会に進み世界No.1オペレータを決定する。
日本地区予選は、2022年9月まで日本のキャタピラーディーラーで選抜し、アジアファイナル大会を2022年10月に埼玉県秩父のアジア最大規模の建設機械総合研修センター「日本キャタピラー D-tech Center」で開く予定。
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