オートデスクでは、建設業界の課題解決を可能にするための製品群を順次アップデートし、その集大成として「Autodesk Construction Cloud」をリリース。Autodesk Construction Cloudでは、一番下層の「データ共有・管理」から、今回解説した「施工管理」、施工のプロセス管理をするモジュール、そして、「インテグレーション&開発」に至るまで、建設業界のデジタルソリューションをワンパッケージで提供する環境を提供している。近い将来には、AIも実装される予定だという。オートデスクの今後のビジョンとメッセージを表明し、大西氏のプレゼンテーションは幕を下ろした。
Autodesk University 2020:「足羽川ダム」設計のCIM適用で業務効率化の実例、200枚超の図面作成を自動化
小規模を除く全公共工事でのBIM/CIM原則適用へ向け、ここ数年、運用対象が拡大している。しかし、土木の設計業務へのCIMの普及・定着は遅れ気味で、その促進には実現場でのBIM/CIM導入効果の実証が必要だ。日本工営では、足羽川ダム建設プロジェクトで設計業務の分析を行い、CIMで効率化可能な部分を抽出。実際にCIMを用いて効率化を進めている。オートデスク主催のオンラインイベント「Autodesk University 2020」で、同社の山田憲治氏が行った発表から、取り組みの内容を紹介する。
PR:DX実現に寄与するAutodesk製品群:“原則BIM/CIM化”の最新動向など、建築・土木ですぐに役立つ多彩な講演を開催「オートデスクの日」レポート
オートデスクと大塚商会は、2021年5月13日に「オートデスクの日(Otsuka & AUTODESK Collaboration DAY “2021”)」を開催。建築業界及び土木業界でのDX実現に寄与するAutodesk製品群の紹介や現場第一線でのユーザー導入事例など、多数のセミナーをオンラインで公開した。本稿では、会期中に繰り広げられたセッションのうち、オートデスクの提言「建築土木分野での変革」と、最新のBIM/CIMの法令動向を分析した土木向けテクニカルセッション「Autodesk AEC Collectionで原則BIM/CIM化へ備えよう!〜令和3年度のガイドライン、要領・基準類から読み解く対応のポイント」の2本を紹介する。