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» 2019年11月06日 08時00分 公開

導入事例:日本鋳鉄管とFracta、AIを用いた水道管路劣化診断を神戸市水道局と開始

日本鋳鉄管とFractaは、神戸市水道局とAI/機械学習を用いた水道管路劣化診断の試行に関する覚書を締結。水道管路の劣化状態を解析し、管路の破壊確率を可視化する取り組みを開始した。

[BUILT]

 日本鋳鉄管とFractaは2019年10月7日、神戸市水道局とAI(人工知能)/機械学習を用いた水道管路劣化診断の試行に関する覚書を締結。水道管路の劣化状態を解析し、管路の破壊確率を可視化する取り組みを開始したと発表した。Fractaの水道管路劣化診断技術を使用し、その精度を検証する。

 同技術はAI/機械学習のほか地理情報データも活用し、各配管の破壊確率を算出し可視化する。地中にある水道管の劣化具合を正確に評価することで、最も破壊確率の高い配管を交換できるとしている。またそれにより、上水道管路整備にかかる更新費用の最適化と、配管の破損・漏水の低減が可能になるという。

 Fractaは日本と比べて水道管の破損・漏水事故例が多いアメリカで、AIを活用した水道管路劣化診断技術を確立し、50を超える水道会社にソフトウェアサービスを提供している。日本鋳鉄管とFractaは、日本市場への適用準備のため2018年9月にパートナーシップ契約を締結。既に川崎市上下水道局とは、今回と同様の取り組みを行っている。

 神戸市水道局の水道管路情報と各種データの収集・分析を通して2019年度末頃までに解析を進め、川崎市上下水道局と進めている日本版アルゴリズムの構築成果と統合し、さらなる有効性の検証を目指す。国内への適用準備が完了次第、日本鋳鉄管がFractaの代理店として日本市場への販売を展開する予定だ。

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