建設産業構造の大転換と現場BIM〜脇役たちからの挑戦状〜

本連載では、野原ホールディングスの山崎芳治氏とM&F tecnicaの守屋正規氏が共著で、BIMを中心とした建設産業のトランスフォーメーションについて提言していく。設計BIMについては語られることも多いため、本連載では施工現場や建材の製造工程などを含めたサプライチェーンまで視野を広げて筆を進める。

建設産業構造の大転換と現場BIM〜脇役たちからの挑戦状〜(8):

2009年の“BIM元年”から15年が経過し、BIMは確実に浸透してきているが、各社で「BIM疲れ」が出てはいないだろうか。そこで今回は、日本のBIMの現在地を「BIM活用の本当の受益者は誰か」という基本的な問いから再確認してみたい。

[山崎芳治(野原グループ CDO), 守屋正規(M&F tecnica), BUILT] ()
建設産業構造の大転換と現場BIM〜脇役たちからの挑戦状〜(7):

PCa(プレキャストコンクリート)製造工程とBIMの事例研究から、「パラメーター情報(データ)主導の連携」というフロントローディングの一つの在り方が見えてくる。それは、ゼネコン側でBIMモデルに最低限は、「鉄筋種類、長さ、重量、位置情報」といった属性情報(パラメータ情報)を登録し、BIMデータをPCaメーカー(その他専門工事会社)に渡すというデータ主導のワークフロー(ルール)であるべきだろう。

[山崎芳治(野原グループ CDO), 守屋正規(M&F tecnica), BUILT] ()
建設産業構造の大転換と現場BIM〜脇役たちからの挑戦状〜(6):

PCa(プレキャストコンクリート)製造でBIMを活用することは、PCa製造工程のDXを意味し、PCa製造のプロセスやワークフローの変革を指す。その結果、業務の効率化や業務の標準化による生産性の改善、製品品質の向上が実現する。そのために、ゼネコンはフロントローディングで、BIMパラメーター情報をPCaメーカーなどの専門工事会社と連携する「データ主導型のワークフロー」を構築するべきではないだろうか。

[山崎芳治(野原グループ CDO), 守屋正規(M&F tecnica), BUILT] ()
建設産業構造の大転換と現場BIM〜脇役たちからの挑戦状〜(5):

今回は、「建具工事」にフォーカスし、BIM活用でどのような改善が見込め、その先の製造プロセス変革がなぜ必要なのかを解説していく。

[山崎芳治(野原グループ CDO), 守屋正規(M&F tecnica), BUILT] ()
建設産業構造の大転換と現場BIM〜脇役たちからの挑戦状〜(4):

今回は、BIM主要工種についてはテーマに採り上げられることも多いが、建設プロセスの後工程で、工種も多様な“内装工事”のBIM対応に焦点を当て、今後の来るべき姿を論じてみたい。

[山崎芳治(野原グループ CDO), 守屋正規(M&F tecnica), BUILT] ()
建設産業構造の大転換と現場BIM〜脇役たちからの挑戦状〜(3):

従来の設備配管工事の検証は、総合図をもとにした個人の目視や電卓、経験則により行われるのが常だった。これが、BIM化されると何ができるようになり、どう変わるのか?現場はラクになるのか?筆者の経験をもとに、設備配管の干渉チェックを例に考えてみる。

[山崎芳治(野原ホールディングス), 守屋正規(M&F tecnica), BUILT] ()
建設産業構造の大転換と現場BIM〜脇役たちからの挑戦状〜(2):

“施工BIM”は、建設DXの「建設のプロセス/BIMワークフロー」と密接に関係する。BIMの過渡期にある今、現場のリアルな課題に目を向け読者と共有することで、施工BIMの未来に向けた第一歩としたい。

[山崎芳治(野原ホールディングス), 守屋正規(M&F tecnica), BUILT] ()
建設産業構造の大転換と現場BIM〜脇役たちからの挑戦状〜(1):

本連載では、野原ホールディングスの山崎芳治氏とM&F tecnicaの守屋正規氏が共著で、BIMを中心とした建設産業のトランスフォーメーションについて提言していく。設計BIMについては語られることも多いため、本連載では施工現場や建材の製造工程などを含めたサプライチェーンまで視野を広げて筆を進める。

[山崎芳治(野原ホールディングス), 守屋正規(M&F tecnica), BUILT] ()