大林組は、朝日興産の建設現場施工管理サービス「位置プラス」の「高車管理」と「高車キーレスシステム」を全社標準利用する。2026年4月以降、高所作業車を一定台数以上運用する建築/土木現場で導入し、安全管理高度化と業務効率化を図る。
朝日興産は2026年6月15日、建設現場施工管理サービス「位置プラス」の「高車管理」と「高車キーレスシステム」について、大林組が全社標準利用を決定したと発表した。
大林組は2026年4月以降、高所作業車を一定台数以上運用する建築/土木現場で導入し、安全性の向上と業務効率化を推進する。朝日興産は全国の現場でアプリやハードウェアの導入運用支援、協力会社向けの教育支援などを行う。
大林組は2021年に高車管理/高車キーレスシステムを技術検証対象に選定し、5年間で累計25現場に導入。検証後のヒアリングを通じて、高所作業車の運用に関わる作業負担を約50%削減した他、高所作業車のレンタルコストを約20%削減するなど生産性向上の効果を確認した。
また、高車キーレスシステムは予約した協力会社だけにデジタルキーを発行できるため、使用者の限定/特定が可能で、解錠前に使用前点検が必ず実施できることから、安全性向上にも寄与すると評価された。
高所作業車や鍵の管理を担当することが多い若手経験の浅い職員の負担軽減や協力会社の鍵の貸し借りに要する時間削減にもつながっているという。
位置プラスシリーズは、位置情報を活用して建設現場の管理業務を効率化するサービス群で、高車管理に加え、「レンタル品管理」「進捗管理」「位置プラス探」の計4アプリを展開している。これまでに大手ゼネコン5社を含む60社、約1000現場で利用された実績がある。
高車管理は、高所作業車の予約調整や配置場所の検索をアプリ上で行うシステムだ。利用する協力会社とのひも付けにより予約管理業務を効率化するほか、利用期間に応じた使用料請求や機材損傷時の責任所在を予約履歴から確認できる。
高車キーレスシステムは、高車管理アプリと連動し、高所作業車の鍵部分に専用デバイスを取り付けてデジタルキー化するオプション機能。鍵の管理が不要になり、解錠/施錠履歴を基に稼働率を自動で可視化できるためレンタルコスト削減にもつながる。さらに、解錠前に必ずデジタル点検を実施させる運用も可能だ。
ICT建機:加藤製作所の新REGZAMシリーズ第1弾 後方小旋回と環境配慮で都市土木に対応
産業動向:“3K”を払拭するアクティオの長野新工場が稼働開始 建機洗浄の自動化など最新設備を導入
Japan Drone 2026:タイ国防機関との実証も始動、テラ・ラボの1000kmを飛ぶ滑走路要らずのドローン
遠隔施工:リアルタイムデジタルツイン基盤を活用、掘削作業の遠隔施工を実証 日立建機と福留開発
ICT建機:コベルコ建機が10年ぶりに主力機刷新 「OTA」で常に進化する次世代ショベル初披露
ロジスティクス:差し込むだけで車両管理DX GPSトラッカーで運転日報の電子化とルート最適化Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
人気記事トップ10