ボッシュ HCと日立GLSが業務用空調分野での協業に合意した。ボッシュ HCの空調機器管理ソリューションと日立の空調IoTソリューション「exiida」を融合し、ビル設備管理における遠隔監視や故障予兆診断、エネルギーマネジメントの実現を目指す。
Robert Bosch(以下、ボッシュ)の暖房・換気・空調を対象とするHVAC事業会社のBosch Home Comfort Group(以下、ボッシュ HC)と、日立製作所および日立グローバルライフソリューションズ(以下、日立GLS)は2026年6月9日、日立のビルマネジメント分野の次世代ソリューション群「HMAX for Buildings」を基盤に、両社のナレッジと先進AIを組み合わせた新たな協業を実施することに合意したと公表した。
オフィスビル、商業施設、大学、病院、工場など、継続的な運用が求められる重要施設で、設備の長寿命化を通じてグローバル展開を加速させる狙いだ。
近年、建物を取り巻く環境は、労働人口の減少による人手不足や地球沸騰化に伴う脱炭素化への対応、エネルギーコストの上昇に加え、設備管理業務の高度化や複雑化によって運用の効率化が求められるなど、複合的かつ高度な課題に直面している。
また、設備の導入コストにとどまらず、運用保守を含めた資産のライフタイムバリューの最大化が重要となっている。こうした課題に対応するため、設備データを活用した運用の最適化や省エネルギーの実現に向けた取り組みが一層重視されている。
そこで、ボッシュ HCと日立グループが協業し、空調機器とデジタルサービスをつなぐことで、ビルオーナーなどの顧客への提供価値を最大化し、グローバルでの事業拡大を目指すこととなった。
具体的には、日立グループのビルIoTソリューション「BuilMirai(ビルミライ)」の空調IoTソリューション「exiida」と、ボッシュ HCの空調機器管理/可視化ソリューション「airCloud Pro」を融合させる。ボッシュ HCの空調機器をBuilMiraiにつなげることで、遠隔監視や故障予兆診断、エネルギーマネジメントなど、ビル設備の高度で統合的な運用管理が実現する。設備メンテナンスコストの最適化やダウンタイムの最小化、エネルギーコストの低減など、資産のライフタイムバリューの最大化に大きく貢献する。
日立の空調IoTソリューション「exiida」と、ボッシュ HCの空調機器管理/可視化ソリューション「airCloud Pro」を接続し、ビル設備の長寿命化につながるソリューションを創出 Photo by Pixabayボッシュ HCは、効率的な暖房・換気・空調(HVAC)ソリューションのグローバルプロバイダーだ。2025年8月に住宅用および小規模商業用のHVAC事業を戦略的買収したことで、Bosch、Buderus、Hitachi、YORKを含むグローバルや地域のブランドを統合している。
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