日立グローバルライフソリューションズの空調IoTソリューション「exiida遠隔監視・予兆診断」により、フロン排出抑制法で定められている業務用冷凍や空調機器の簡易点検が代替可能になった。
日立グローバルライフソリューションズは2022年9月26日、同社の空調IoT(モノのインターネット)ソリューション「exiida(エクシーダ)遠隔監視・予兆診断」により、フロン排出抑制法で定められている業務用冷凍や空調機器の簡易点検が代替可能になったと発表した。
exiida遠隔監視・予兆診断は、機器から取得した冷媒圧力や電流値、温度などの運転データを蓄積。AIを用いた診断により故障につながる変化を検出するなど、機器の安定した稼働をサポートする常時監視システムとなっている。2022年8月にフロン排出抑制法が改正されたことで、管理者に義務付けられる簡易点検を代替することが可能となった。
フロン排出抑制法で定められている簡易点検は、振動や異音、腐食、損傷、油にじみを目視により点検すること、冷媒漏えいが確認された場合にできるだけ速やかに漏えい箇所を特定し、必要な措置を実施すること(やむを得ない場合を除く)、点検や修理、冷媒の充填および回収といった履歴を記録、保存することを内容とする。
今回簡易点検の代替が可能となった製品は、2010年度以降に発売された日立製の店舗およびオフィス用パッケージエアコン、ビル用マルチエアコン、設備用パッケージエアコン、コンデンシングユニット、チラーユニットとなっている。
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