日立建機は、中型ホイールローダ向けに、ダンプトラックまでの距離に応じて注意音と警告音の2段階で知らせる警報装置を発売する。日立建機によると、ホイールローダ向け警報装置の提供は、建機メーカーとして初めてになるという。
日立建機は2026年4月1日、中型ホイールローダ向けのオプション「アプローチ警報装置」を日本国内向けに受注を開始した。ホイールローダのタイヤとダンプトラックまでの距離を2段階の音で知らせ、積み込み作業時の安全を確保する。
標準小売価格は87万円(税別)。対象機種は中型ホイールローダ5機種(ZW180-7、ZW220-7、ZW250-7、ZW310-6、ZW330-6)で、販売目標は年間30台以上を掲げる。日立建機によると、ホイールローダ向け警報装置の提供は、建設機械メーカーとして初めてだという。
ホイールローダによるダンプトラックへの積み込み作業は、オペレーターが運転席からタイヤとダンプトラックの正確な距離を把握しにくいという課題がある。バケットで土砂などをすくい上げながら前進し、バケットの高さや位置を調整してダンプトラックの荷台に投入する一連の作業では、複数の操作を同時に行う高度なオペレーションが求められる。こうした作業環境に加え、距離感の把握が難しいことが、接触事故の発生リスクを高める要因となっている。
アプローチ警報装置は、ホイールローダが積み込み姿勢で前進し、車体に搭載したセンサーがダンプトラックなどの対象物との距離を検知すると、注意音と警告音の2段階でオペレーターに通知する。音で通知する距離は、オペレーターの好みに合わせて設定可能で、現場や作業者に合わせて使い分けられる。
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