建設現場を360度の写真で記録するLIFE STYLEの「TwinMaker」が、提供開始から1周年を迎えた。ゼネコンの施工現場で導入が進んでおり、蓄積したデータは360度写真換算で約34万枚分を超えたという。
LIFE STYLEは2026年5月7日、360度記録ツール「TwinMaker」が提供開始から1周年を迎えたと発表した。ゼネコンを中心に施工現場での導入が進み、システムに蓄積したパノラマビューのデータは約34万枚分を超え、従来のデジカメやスマートフォンによる手動撮影や整理と比較すると、約8500時間分の工数に相当するという。
TwinMakerは、市販の360度カメラ(RICOH THETA、Insta360など)を持って現場を歩きながら撮影するだけで、図面と連動したバーチャルツアーを自動生成するクラウドシステムだ。自己位置推定(Visual SLAM)で歩行軌跡を生成し、動画から高密度な確認ポイントを作成する。撮影、確認、取込、図面紐(ひも)付けの煩雑な作業を解消し、現場の記録漏れを物理的にゼロへ近づける。
関係者間の共有は、図面と360度動画をアップロードするだけで、視点移動できるバーチャルツアーが自動生成される。専用アプリを使わず、URLを送れば誰でもWebブラウザ経由で最新の現場状況を把握できる。画面は2画面の比較も可能で、定点写真では表現できない進捗チェック/是正前後の確認/施工品質の“全方位の差分”が直感的に見えるようになる。
LIFE STYLEの試算によると、リリースから1日8時間稼働の換算で、約1060日分の業務に相当する作業を効率化したという。従来の現場管理の手作業を、ただ歩くだけの自動処理へと置き換えることで、現場管理の効率を従来比で約90倍に引き上げたことにもなる。
今回、360度空間上のピン留めによるタスク管理機能もアップデートした。任意の場所に立てられるピンには、手元のカメラで撮った詳細写真や関連する図面PDFを添付できる。ピンには他にも、「未完了」「対応中」「完了」のステータス、担当者や期限、カテゴリー分類、重要度設定などの入力項目が加わった。チャット機能も備え、是正指示や進捗報告をリアルタイムで共有し、言った/言わないのトラブルを防止する履歴としても保存できる。
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