3DGSデータをWeb上で管理/閲覧できるビュワー開発、国内サーバに対応製品動向

アクティブリテックは3DガウシアンスプラッティングのデータをWebブラウザ上で管理/閲覧できるビュワー開発した。

» 2026年05月26日 18時00分 公開
[BUILT]

 アクティブリテックは2026年5月25日、空間を高精細に再現する「3D Gaussian Splatting(ガウシアンスプラッティング)」(3DGS)のデータをWebブラウザ上で管理/閲覧できるビュワー開発したと発表した。

Webブラウザ上で使える3DGSビュワーを開発 Webブラウザ上で使える3DGSビュワーを開発 出典:アクティブリテックプレスリリース

 大手企業を中心に法人利用でニーズが高い国内サーバでの運用にも対応。専用ソフトウェアのインストールなしで、PCの他、スマートフォンやタブレット端末からも利用できる。価格は利用規模やサーバ構成、必要機能に応じた個別提案。

データを業務資産として管理/比較/計測/記録/共有できるビュワーを開発

 3DGSは、空間をリアルかつ高精細にデジタル化する技術として、建築や不動産、施設管理などの分野で注目されている。従来のデータ共有では、LCC形式のURL化機能や外部ビュワーを利用するケースが一般的で、法人利用においては海外サーバへのデータ保管によるセキュリティの懸念、英語UIによる社内展開の難しさ、複数案件のデータ管理の煩雑さといった課題があった。

 アクティブリテックは、XGRIDSの正規代理店として企業の3Dデータ活用を支援してきた知見を基に、データを単に「閲覧する」だけでなく、業務資産として管理/比較/計測/記録/共有できるビュワーを開発した。PLY形式に加え、LCC/LCC2形式などにも対応。XGRIDS関連データだけでなく、その他の3DGSデータも取り込める設計を目指す。

3DGSデータをサムネイル付きで一覧管理できる 出典:アクティブリテックプレスリリース

「2画面スライダー比較」で施工前後や経時変化を可視化

 ビュワーには、3Dデータを日付ごとに管理し、時間経過による変化を比較する機能を搭載。「比較モード」では、2つの3Dデータを左右に並べて表示し、画面中央のスライダーを動かすことで、過去と現在、施工前と施工後などの差異を直感的に確認できる。

比較モードでは中央スライダーを用いて2つの3Dデータを見比べられる 出典:アクティブリテックプレスリリース

 用途に応じて複数のカメラ操作に対応。点群を中心に回転/パン/ズームできるフリーカメラの他、キーボード操作による一人称視点での自由移動も可能だ。アバターモードでは、身長設定/重力/衝突判定を組み合わせたウォークスルー体験ができる。ミニマップや座標軸表示も備え、3D空間内での位置や向きを把握しやすくした。複数地点を登録して自動巡回するウォークスルー機能では、mp4/webm形式での録画にも対応した。

用途に応じて複数のカメラ操作に対応 出典:アクティブリテックプレスリリース

 計測機能では、3D空間上での距離/面積/高さ計測に対応。計測点は後からドラッグして調整でき、結果はJSONまたはCSV形式で出力可能だ。

 また、画像が添付できるノート/注釈機能も搭載。3D空間内にピンを配置し、現場写真やテキストでの指示などを記録できる。JPEG/PNG/WebP/GIF形式の画像を複数添付可能で、データはローカルストレージに自動保存され、JSON形式でのエクスポートにも対応する。

ALTALT 距離/面積/高さ計測に対応(左)、3D空間上に画像付きノートを配置して点検情報などを共有できる(右) 出典:アクティブリテックプレスリリース

 さらに、gltf/glb/obj/fbx形式のCGモデルが読み込める。読み込んだCGモデルは、移動/回転/拡大縮小でき、数値入力による精密な配置調整も可能だ。ユーザーが空間内のどこを注視していたかを可視化する「視線ヒートマップ機能」も搭載した。

 ビュワーの活用シーンとして、建設現場の進捗管理、不動産物件の3D内覧、設備点検や補修箇所の記録、文化財のデジタルアーカイブなどを挙げている。

 今後もビュワーの機能開発を継続する。導入企業の業務フローに合わせた個別機能の追加開発や、既存システムとの連携など、柔軟なカスタマイズにも対応していく方針だ。

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