日立建機は、環境省が「京都御苑」で実施した駐輪場整備工事に電動建機と可搬式充電設備をレンタル提供し、充電用電源が整備されていない都市部の施工現場でも効率的な充電環境を構築できること確認した。
日立建機は2025年12月23日、環境省が京都府京都市の国民公園「京都御苑」で実施した電動建機の試行工事に参画したと発表した。駐輪場整備工事に8トンクラスのバッテリー駆動式ショベル「ZE85」と可搬式充電設備「Go-ENE」をレンタル提供し、充電用電源が困難で、歴史的景観や静粛性が求められる都市部の施工現場において、電動建機の運用フローを検証した。
試行工事では、景観保護などの理由で固定式充電設備の設置が難しい広大なエリアにおいて、Go-ENEを活用し、電動建機に充電を行う運用モデルを検証。可搬式充電設備を使用することで作業場所近くで場所を選ばずに充電でき、充電のための移動距離を最小限に抑えられることを確認した。
また、内燃機関を持たないバッテリーショベルの特性により、稼働時の排気ガスと騒音の低減効果も確認。来苑者への快適性を維持しながら施工でき、作業員同士の声かけや合図が聞こえやすくなるため安全性の向上にもつながった。
試行工事では、バッテリー駆動式ショベルで地面の表面を削り平らにならす「鋤(すき)取り」やダンプトラックへの積み込み作業を実施。オペレーターからは「高負荷作業でも掘削力の低下を感じず、都市部の土木施工において実用性が高い」との評価が得られた。
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