遠隔操縦下で複数重機を自動追尾 AI監視システム「FOLLOW EYE」開発AI

アーキットと植村建設は、遠隔操縦による無人化施工や有人現場の安全管理を支援するAI画像解析システム「FOLLOW EYE」を開発した。カメラ映像のAI解析による自動追尾/検知通知を通じて、省人化と安全管理の高度化を図る。

» 2026年03月10日 11時00分 公開
[BUILT]

 アーキットは2026年3月5日、植村建設と共同で、AIによる画像解析を活用し、遠隔操縦による無人化施工や有人現場の安全管理を支援する「FOLLOW EYE(フォローアイ)」を共同開発したと発表した。

「FOLLOW EYE」の操作画面。その1 「FOLLOW EYE」の操作画面 出典:アーキットプレスリリース

 アーキットと植村建設は2024年、FOLLOW EYEの前身となる「ショベルカーの周辺警戒AI(仮)」を共同開発し、植村建設が運営する遠隔操縦の実証実験フィールド「UNiCON FIELD」や実現場で改良を進めてきた。一方、重機の遠隔操縦/自動操縦現場では、接触事故防止や施工箇所の確認のため、遠隔操縦オペレーターの他、カメラ操作オペレーターを配置してカメラの方向調整と周囲の安全確認を行っていた。

 今回開発したFOLLOW EYEは、現場のカメラ映像をAIで解析し、重機の動きや周囲の状況を把握できるシステム。移動する重機を自動で追尾する他、重機同士や車両との接近、人の接近や侵入を検知し、通知や警報を発する。

 対応重機は、バックホウの他、キャリアダンプ、ブルドーザー、ホイールローダー、ロードローラーなど、建設現場で利用される多様な重機を想定する。無人化施工におけるカメラ操作オペレーター業務の自動化に加え、有人現場での安全管理への活用も見込んでいる。

 植村建設は、北海道赤平市に本社を置く建設会社。2022年度に遠隔操縦への取り組みを開始し、2023年には遠隔操縦の実証実験フィールド「UNiCON FIELD」を整備した。アーキットは、植村建設の現場知見をもとに、AI開発を行い、実証環境および実現場での改善を重ねている。

「FOLLOW EYE」の操作画面。その2 「FOLLOW EYE」の操作画面 出典:アーキットプレスリリース

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