三菱地所ホームが「ANDPAD」を全社導入現場管理

三菱地所ホームは、アンドパッドのクラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」を、新たに分譲用戸建住宅の建設事業に導入し、全社での活用を開始した。

» 2026年01月19日 19時00分 公開
[BUILT]

 三菱地所ホームは2026年1月15日、施工管理業務の効率化と品質向上を目的に、アンドパッドのクラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」の全社運用を開始したと発表した。

 三菱地所ホームは2016年度にリフォーム事業でANDPADを採用し、2025年度からは新築注文住宅事業にも展開。2026年1月から新たに分譲用戸建住宅事業にも導入し、全社で統一したツールを運用する体制を整えた。

各事業で施工管理をデジタル化

 リフォーム事業では、高価格帯の商品/サービスに注力しており、仕様変更が多く業務が煩雑になっていた。また、施工管理業務は紙中心のアナログ体制だった。ANDPADの導入により、日々の業務報告や入退場情報、物件情報などのデータを一元化し、問い合わせ対応の迅速化を実現。現場の情報共有が円滑になり、生産性向上が図られた。

 アフターメンテナンス事業では、協力施工店のスケジュール管理やFAX/電話による情報共有、リスクアセスメントの運用をANDPADに切り替えた。外出先でも情報確認や依頼内容、写真の即時共有が可能になり業務効率化が進んだ。また、現場ごとのリスク評価を実施できるようになり、安全管理品質が向上した。

 新築注文住宅事業では、ANDPADを軸に生産業務システムを統一し、品質維持や生産性向上、働きやすさの改善を推進した。各部署から推進担当者を選出する「HUBメンバー制度」でANDPAD活用を促し、「生産ダッシュボード」を作成して施工物件数やメンバーの業務量を可視化。着工や引き渡しの標準化に加えてリソースの計画的な配分が可能となったことで、高精度な生産性計画作成が可能になった。1棟当たり約70時間の業務時間削減効果も得られた。

 分譲用戸建住宅の建設事業では、2026年1月の新規着工プロジェクトからANDPADの運用を開始。表計算ソフトでの進捗共有や管理記録作成、図面データや変更内容のメール送付といった従来の運用を見直す。他事業の事例を参考にしながら、多棟現場特有の課題を洗い出し、独自の運用ルールを構築して社員や協力会社へ周知。工程管理体制を強化し、業務効率化と品質向上を目指す。

 さらに全社事業横断施策として、協力施工店やパートナー企業などのステークホルダーに向けて定期的な情報発信を実施。事業方針や現場の声を共有することで、企業ブランディングの向上を目指す。

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