三菱地所ホームは、アンドパッドのクラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」を、新たに分譲用戸建住宅の建設事業に導入し、全社での活用を開始した。
三菱地所ホームは2026年1月15日、施工管理業務の効率化と品質向上を目的に、アンドパッドのクラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」の全社運用を開始したと発表した。
三菱地所ホームは2016年度にリフォーム事業でANDPADを採用し、2025年度からは新築注文住宅事業にも展開。2026年1月から新たに分譲用戸建住宅事業にも導入し、全社で統一したツールを運用する体制を整えた。
リフォーム事業では、高価格帯の商品/サービスに注力しており、仕様変更が多く業務が煩雑になっていた。また、施工管理業務は紙中心のアナログ体制だった。ANDPADの導入により、日々の業務報告や入退場情報、物件情報などのデータを一元化し、問い合わせ対応の迅速化を実現。現場の情報共有が円滑になり、生産性向上が図られた。
アフターメンテナンス事業では、協力施工店のスケジュール管理やFAX/電話による情報共有、リスクアセスメントの運用をANDPADに切り替えた。外出先でも情報確認や依頼内容、写真の即時共有が可能になり業務効率化が進んだ。また、現場ごとのリスク評価を実施できるようになり、安全管理品質が向上した。
新築注文住宅事業では、ANDPADを軸に生産業務システムを統一し、品質維持や生産性向上、働きやすさの改善を推進した。各部署から推進担当者を選出する「HUBメンバー制度」でANDPAD活用を促し、「生産ダッシュボード」を作成して施工物件数やメンバーの業務量を可視化。着工や引き渡しの標準化に加えてリソースの計画的な配分が可能となったことで、高精度な生産性計画作成が可能になった。1棟当たり約70時間の業務時間削減効果も得られた。
分譲用戸建住宅の建設事業では、2026年1月の新規着工プロジェクトからANDPADの運用を開始。表計算ソフトでの進捗共有や管理記録作成、図面データや変更内容のメール送付といった従来の運用を見直す。他事業の事例を参考にしながら、多棟現場特有の課題を洗い出し、独自の運用ルールを構築して社員や協力会社へ周知。工程管理体制を強化し、業務効率化と品質向上を目指す。
さらに全社事業横断施策として、協力施工店やパートナー企業などのステークホルダーに向けて定期的な情報発信を実施。事業方針や現場の声を共有することで、企業ブランディングの向上を目指す。
製品動向:ICT施工支援機能を強化した土木施工管理システムの最新版公開、福井コンピュータ
第10回 JAPAN BUILD TOKYO:施工管理を短尺動画で学ぶ OJTの限界を乗り越えるWeb学習サービス
“土木×AI”で起きる建設現場のパラダイムシフト(37):i-Con2.0実現にはAI活用が不可欠 3つのオートメーション化を加速させるAI【土木×AI第37回】
第10回 JAPAN BUILD TOKYO:低価格のクラウドカメラと生成AIで現場管理の自動化をサポートする「ソラカメ」
ロボット:四足歩行ロボが自律歩行で巡回点検、高速道路工事の現場で有効性を確認 飛島建設
現場管理:AIが過去の災害事例を抽出、「繰り返し災害」防止 矢作建設工業が運用開始Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
人気記事トップ10