人手不足がまん延している現在の建設業では、若手教育に割ける時間が減っている。その結果、現場で求められるスキルと、技術者が保有するスキルとの間にギャップが生じている。ワット・コンサルティングの「Construction Boarding」は、こうした技術継承の問題をショート動画やオンライン講座などで解決するWebの学習サービスだ。
ワット・コンサルティングは、「第10回 JAPAN BUILD TOKYO−建築・土木・不動産の先端技術展−」(会期:2025年12月10〜12日、東京ビッグサイト)の構成展「第5回 建設DX展」で、短尺動画で建設の知識が得られるサービス「Construction Boarding(コンストラクション ボーディング)」をPRした。
Construction Boardingには、4つのコンテンツタイプがある。5分以内の短い動画で学習できる「マイクロラーニング」、ソフトウェアのスキルが習得できる「トレーニング」、専門知識が学べる「レクチャー」、専門用語解説と施工管理技士取得サポートの2種類がある学習アプリ「Webアプリ」だ。
このうちマイクロラーニングは、短い動画を見ることで建設の施工管理が学べる学習コンテンツだ。1本あたりの動画の長さは平均3分半で、ちょっとした隙間時間でも視聴できる。
動画の総本数は2025年12月時点で421本、総時間に換算すると約25時間分をアップロードしている。各動画は欲しい知識だけをピンポイントで得られる構成で、必要に応じてイラストやアニメーションを併用。テーマを絞っていることもあり、誰でもスムーズに理解できるように工夫されている。視聴後には動画ごとの理解度テストを用意し、利用者が動画ごとにコンテンツ内容の理解度をチェックしてから次の動画に進む仕組みだ。
動画を使った他社のeラーニングには、20〜30分のコンテンツもある。しかし、その長さでは気軽に視聴できないし、情報が多過ぎるため、理解にもつながりにくい。その点、平均3分半ほど(最長でも5分以内)のマイクロラーニングなら気軽に自分が知りたい情報だけをチェックできるので効率的だ。
ワット・コンサルティングの松本孝太郎氏は、動画1本あたりの時間を短くしている理由を「繰り返して見てもらうため」と説明した。施工管理を学ぶには技術的な内容を理解する必要がある。コンテンツの内容を自分の知識として定着させるには、動画に触れる回数そのものを増やすことが効果的だ。
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