アットホームは、オンラインの住まい探しに関して調査した。必ず掲載してほしい写真は「風呂」「トイレ」が上位に挙がり、不動産会社に紹介してほしいライフラインサービスの1位は「電気」となった。半数以上の引越し検討者がクレジットカード、QRコードによる家賃や初期費用などの支払いを希望した。
アットホームは2025年10月16日、住まいの探し方やオンラインでの手続きなどに関する調査結果を「オンラインでの住まい探しに関する調査 2025 賃貸編」として発表した。
調査は、2025年7月18〜22日にかけてオンラインで実施し、2024年7月〜2025年7月に賃貸物件への引越しを経験した人、または2026年3月までに引越しを検討している18〜59歳の男女910人が回答した。
住まい探しの方法では、引越し経験者/検討者でともに「不動産ポータルサイトで検索」がトップ。検討者は上位4位までをインターネット検索関連が占め、物件探しの第一歩としてオンラインが定着していることがうかがえた。
物件写真については、経験者は「風呂」、検討者は「トイレ」が必須と回答。いずれも水回りの快適性を重視する傾向が強いことが示された。
不動産会社の選定基準では、引越し経験者、検討者でともに「取り扱っている物件数が多い」が最多。経験者では、次いで「住みたい地域に精通している」「近くて行きやすい」が多い。検討者では、「物件写真の枚数が多い」「写真が見やすい」など情報の質と量に関する基準が多く挙がった。
内見時の希望では、経験者、検討者ともに「不動産会社の店舗で待ち合わせして現地に訪問」が最も多く、次に「現地で待ち合わせして訪問」となった。
内見予約では、実際には47.4%が電話を用いて予約していたのに対し、電話を希望する割合は33.4%にとどまった。
オンラインでの手続きでは、不動産会社から紹介してもらいたいライフラインサービスとして「電気」(61.9%)が最多。次いで「ガス」(60.0%)、「水道」(57.3%)が続き、引越しに伴う手配の簡素化へのニーズがうかがえた。こうした背景から、引越しに伴う手続きを一括でできるサービスがあれば利用したいかという質問に対し、「そう思う」「やや思う」と回答した検討者が合計で79.0%に達した。
また、重要事項説明をオンラインで受けたい検討者は29.6%、契約もオンラインで済ませたいとする回答は36.4%だった。
支払い方法では、家賃、初期費用ともに半数以上の検討者がクレジットカード、またはQRコード決済を希望している。物件賃貸でもキャッシュレス化の波が広がっていると判明した。
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