パナソニック アーキスケルトンデザインは、パナソニック耐震住宅工法「テクノストラクチャー」の家に、パナソニックの全館空調熱交換気システムを採用した仕様を追加する。
パナソニック ハウジングソリューションズグループのパナソニック アーキスケルトンデザインは2025年10月1日から、パナソニック耐震住宅工法「テクノストラクチャー」の家に、パナソニックの全館空調熱交換気システム「ウイズエアー ディライト」を採用した仕様を追加すると発表した。
パナソニック ビルダーズグループ加盟店を通じて販売し、普及価格帯住宅での全館空調搭載住宅の普及拡大を目指す。
一般的に全館空調を導入する場合、天井裏に空気を循環させる空調/換気専用のダクトスペースが必要となり、天井高が低くなる。テクノストラクチャーの家では、木と鉄を組み合わせた独自の梁「テクノビーム」の鉄骨部分に、配管を通す穴が開けられる。ダクトスペースを確保した上で、最大約2.7メートルの天井高さを実現する。
また、ウイズエアー ディライトは、システム構成や機能をシンプルにした普及価格帯の全館空調で、施主にとってネックとなる初期導入コストの低減を図る。
全館空調を採用すると、通常の間取りの検討に加え、ダクト経路や空調設備へのリターンエアー経路などの計画も必要となり、設計難易度が上がる。パナソニック アーキスケルトンデザインでは、加盟店向けのダクトルート検討済みの規格プランや、ダクト設計がスムーズになる機器配置の設計手法をまとめたマニュアルを提供するなどの支援も行う。
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