ウェザーニューズは、法人向け気象情報「ウェザーニュース for business」において、港湾業務/海上工事向けに、高解像度の風/潮流予測を提供する新サービスを開始した。
ウェザーニューズは2025年6月19日、法人向け気象情報「ウェザーニュース for business」で、港湾業務や海上工事を対象に高解像度の風/潮流予測を提供する新サービスを開始したと発表した。
新サービスでは、港周辺の風向、風速、潮流を、100メートルメッシュの高解像度で30分ごとに算出する独自の予測モデルを採用。最大12時間先までの気象/海象状況を提供し、現場の安全の判断や作業計画の立案を支援する。
また、ユーザーが港や海上の任意の地点を選択すると、1時間ごとの天気/風/波/降水量/気温/視程の予測を最大7日先まで確認可能。現場周辺のピンポイントな天候変化を把握することで工事計画を最適化できる。予測データはPDF形式での出力に対応し、作業記録の保存や報告書の作成を支援する。また、複数のスタッフが同時に情報を閲覧できる仕様とした。
ウェザーニュース for businessのユーザーは、港湾の荷役作業や海上工事に特化した新機能に加え、雨雲レーダーや落雷、台風の進路予測、熱中症情報、河川水位、冠水/浸水予報などの多様な企業専用の気象情報も閲覧できる。熱中症情報では、暑さ指数(WBGT値)によるアラート通知などにより夏季の現場安全管理をサポートする。
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